おはようございます。
津梁貿易の金城です。
部下がまた上海に飛びます。
旅費だけでも結構な金額が動きますね…
本日は、シリーズ化している兵法三十六計です。
前回で、こちらが戦いの主導権を握っている場合の定石である「勝戦計」がおわり、
今回からは「敵戦計」という項に入ります。
中国古典:兵法三十六計をまとめてみたい方はこちらをどうぞ。
中国古典:兵法三十六計
では、今日のテーマは「無中生有」「無の中に有を生ず」
原文は以下です。
誑也、非誑也(虚は、虚のままではない)
実其所誑也(実とは、その実、虚である)
少陰、太陰、太陽(大きな虚は、大きな実となる)
これは、以下の故事からの知恵です。
中国の後漢末期、三国志の時代に孫堅が劉表の江夏城を攻めました。
江夏城はその守りが硬いので孫堅は一計を案じ、城の軍の矢を消費させることも狙って、夜毎にかがり火をかかげた小船の大群で城に接近してみせる策を取りました。
城主黄祖は毎晩、火矢を使って反撃し孫堅の軍を撃退したつもりになっていたが、7日目にして、小船は兵が乗っていない空の船であることに気がつきます。
その次の夜も、城に接近してくる小船の大群がありましたが黄祖の軍は反撃せず眺めていました。
ところが今回は多数の兵がひそかに乗船しており、一気に城を襲撃。
江夏城は落城してしまいます。
これを大まかに解説すると、
だまし絵の感覚に似ていると思います。
だまし絵というと、下の絵のように、視点を変えることで別の絵になる絵です。
人間は何かを見ていると何かが見えていないのでしょう。
そのほかにもう一つのとらえ方があります。
それでは明日、この「無中生有」を応用した例をご紹介しますのでお楽しみに!
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