おはようございます。
津梁貿易の金城です。
本日は、先日書いたとおり、兵法三十六計のなかで、こちらが戦いの主導権を握っている場合の定石を書いたパートの最後の章です。
全体では6番目の戦術ですね。
さて、本日は「声東撃西」の応用編です。
声東撃西についての説明は前回してありますので、こちらをご覧ください。
勝戦計:声東撃西
また、中国古典:兵法三十六計をまとめてみたい方はこちらをどうぞ。
中国古典:兵法三十六計
それでは、当社がアフリカマーケットで実際に行っていることを1つご紹介します。
①陽極の裏に陰極
当社(現地法人)はアフリカ現地で色々なビジネスに手を出しています。
その中でも、貿易を通じての卸売業が主流です。
そして、数年前から卸売業だけでなく、小売店をいくつか買収しました。
買収後はお店の名前も責任者も変えるkとをしなかったので、現地人からすれば、後ろでうちの会社がいることなんて全く分からないでしょう。
そんな中、うちの会社以外にもある商品を卸売りする業者が現れました。
その商品は市場を独占しているからこそおいしいのであって、競合が現れると値下がりがすぐ予想できる商品だったのです。
そこで、私たちはある作戦を実行しました。
当時、小売店を5つほど経営していましたが、その商品を扱う小売店はその5店以外に10店ほどありました。
私たちは、自分たちの息のかかっている商店のうち、規模の大きな店舗2つに喧嘩させたのです。
A店舗「この商品を1番よく分かっていないのはB店だ。あそこで買う人は頭がおかしい。」
B店舗「A店は不要な付加価値ばかり付けてお客さんのことはちっとも考えていない。」
こんな感じです。
そんなやり取りをしばらく続けると、しだいにお客さんがA店かB店でしかその商品を買わなくなったのです。
うちの経営している残り3店舗はもちろんのこと、うちとは無関係の10店舗でもその商品が売れなくなったのです。
結局そのマーケットでの独占を達成したのです。
うちはA店にも、B店にもその商品を卸しているのでウハウハですが、他の店舗にその商品を卸している会社は撤退していきました。
これぞまさに「声東撃西」だと思います。
日本でもCMで見られたりしますよね。
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