最近の映画はつまらない・・・下のこれは「うるさすぎ」だったかな。
・・・でも、もちろん面白いものもある・・・
「The Shallows」は、迫りくるシャークからの脱出・・手に汗を
握って、過去の伝説の、”最初”の「ジョーズ」のように、面白かったけど、
最後の最後の解決シーンで、何か腑に落ちないものが・・・・
数年経ち、心の傷と体の傷が癒されたとは言え、あれほど危険な目に
遭った同じ海に・父親と浜辺に・・連れて来た妹と海に入るそれだけ。
・・・・別の終わり方が無かったのかと。傷の癒えたあの時の恐怖を
共にした「友達カモメ」も出てくるので、その辺をうまく表現した
締めくくりが出来なかったのかな・・と?
・・しっかし、最後の最後に彼女がシャークと戦うシーンには度肝を
抜かれた。凄いやっつけ方!・・ホントにスカッとした。気に入った。
写真は、1ウタSCの「GSC」の映画館内だけど、観たのはここじゃなく、
ミッバリーメガモールの「GSC」でみた、あの恐怖の映画・・・・・
「貞子vs伽椰子」の事。貞子と加奈子の対決=リングと呪怨の対決。
・・貞子vs伽椰子・・
「貞子vs伽椰子」=「リングvs呪怨」のホラー映画、そもそも貞子と
伽椰子がなぜ人を憎み、呪いをかける事になったのか?ビデオカセット
の時代の映画だから結構古い。確かにあの頃はVHSを観て、レンタル
ショップで借りて、部屋で怖かったけど・・・・年数が過ぎた。
・・このワタクシもよく分かってない。分からない人にも分かるように
作ったのが今回の映画らしいが。やっぱりようワカラン。お化け同士、
対決させて消滅を図ったのだろうけど・・ね。
この映画を観ての感想は、貞子には、これっぽちのひとかけらの情も
無いという事。・・・・全員、係った人達を2日以内に殺していく事。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』や『シビル・
ウォー/キャプテン・アメリカ』なども、分かったようで分からない
映画だった。最近のアメリカ映画もその傾向があるけど、最終的な善悪
の区別の描き方はしているはず。「貞子・・」には徹底して無い亡い。
”対決モノ”と言っても「悪vs悪」「善vs善」もあるし、お互いの事情を
立てなくちゃいけない=「”対決もの”」の結末作りは難しい。
「貞子vs伽椰子」は、善と悪じゃなく・・最初から悪から悪へ。人間に
生きのびる術さえも、方法さえ与えない・・お化けからの一方的な恨み
なので、こういうホラーが好きな人にはいいだろうが、シニア的感覚では、
面白くない。逃げ場、隙間、どこかに一条の光・・が欲しいのに、この
映画には、全然無いのだから。
2人の”お化けの対決”で、2人とも消えるかというと??貞子が強すぎ!
・・最後のグチャグチャ合体シーンと、最後に、残った2人に襲いかかる
合体作」のシーンは意味不明。インターネットの世界に呪いを万延させ、
救いようのない世界を・・暗示させるためなのか・・・??
マレーシアの映画館、平日ほとんどガラガラだが、5席隣りのマレーシア
人2人はちょっと日本語が喋れる様子・・・この2人・・最後の最も怖い
シーンが終わった後で、ゲラゲラ、(カラカラ)笑っていた。
「おいおい、一応日本の映画なんだから、簡単に笑わないでくれるッ」
・・と言いたかったが。
この私達も、最後のシーンで消化悪く、苦笑いしていた。「エ~ッ、
これで終わっちゃうの」って。面白い人には面白い。つまらない人には
つまらない・・・2つのホラーを合体させたアイデアは面白かった。
さて、この映画、全体的マレーシア人の反応はどうでしょう?自分の
周りにはこういう映画を観る人はいません。私達もホラーはほとんど
観ないけど、今回は有名な「貞子との対決お化け」なので興味があった。
『エイリアン vs プレデター』では、対決もので、秀逸的アイデアが
光った作品に仕上がり、最後に見逃して剣まで与えるシーンは感動的
だった。この2個の生体は、”極悪異星人同士”だけど「貞子vs伽椰子」
は「お化け」同士”最低極悪日本人同士”だ。悪の突っ走りは息切れする。
この映画作りの最後の最後でいいから・・善が必ず潜む・・救いがある
・・観ている方でホッとする結末が欲しかった。
こんな要求、非情の貞子には無理・・”シニアは救いが欲しい”のかなぁ。
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