おはようございます。
津梁貿易の金城です。
今日で今週も終りですね。
週末になるとメールや電話が少なくなるので、仕事もひと段落することができます。
そういったメリハリはきっと大切なものなんでしょうね。
本日は、シリーズ化している兵法三十六計です。
この記事のタイトルにある、勝戦計とは、
こちらが戦いの主導権を握っている場合の定石を書いたパートです。
本日の、声東撃西が勝戦計の最後の戦略ですね。
中国古典:兵法三十六計をまとめてみたい方はこちらをどうぞ。
中国古典:兵法三十六計
では、今日のテーマは「声東撃西」「東に声して西を撃つ」
原文は以下です。
敵志乱萃、不虞(敵の指揮が乱れているのは、)
坤下兌上之象(まさに、坤下兌上の象である)
利其不自主而取之(統制が取れないのに乗じて勝つ)
坤下兌上とは、水の上の地は崩れ易いことです。
これは、以下の故事からの知恵です。
後漢末、朱儁が南陽郡の宛で黄巾軍を包囲した際、城の西南で鼓を鳴らさせて黄巾軍を誘い出す一方、朱雋は精兵5千を率いて城の東北を襲い虚に乗じて入城しました。
このように、こちらの動きによって敵を翻弄し、相手の防備を崩したところを攻めるのを声東撃西の計と呼びます。
ただし、この戦術は統率の取れた相手には通用しません。
呉楚七国の乱のとき、漢の周亜夫は城に篭って決して打って出ようとはしませんでした。
呉兵が東南を攻める動きを見せたときも、周亜夫は西北を守らせました。
その結果、呉兵は西北より攻めかかってきましたが、待ち構えていた漢兵によって撃退されたそうです。
これは必勝の戦術ではないということですね。
これを大まかに解説すると、陽動作戦の一種です。
また、こう読み取ることもできます。
Aという条件が与えられると、人はAか、非Aしか、見えなくなります。
つまり、BやCという選択が消えてしまうのです。
条件が極まると、無関心の層が消え、賛成(A)か反対(非A)の二者択一。
それでは明日、この「声東撃西」を応用した例をご紹介しますのでお楽しみに!
それぞれの貴重な情報を完全無料・期間限定で公開中!!
他では絶対得れない情報なのでこの機会にぜひ!
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。