おはようございます。
津梁貿易の金城です。
アフリカから招集がかかりました。
赤紙がきましたね。
さて、本日は「趁火打劫」の応用編です。
趁火打劫についての説明は前回してありますので、こちらをご覧ください。
勝戦計:趁火打劫
また、中国古典:兵法三十六計をまとめてみたい方はこちらをどうぞ。
中国古典:兵法三十六計
それでは、当社がアフリカマーケットで実際に行っていることを1つご紹介します。
この計略は基本的に火事場泥棒と書きましたが、その火事場泥棒は2つのパターンがあります。
そのうちの1つをご紹介します。
①相手の不利をあえて攻めない
相手に不利な状況がある時、その不利を責めるのではなく、あえて相手の有利を削る方法をとります。
そうすることで、相手に残される手は不利な手だけになり、最後まで自らの絶対的優勢を保ちながら、心理的にも勝つことが出来ます。
私たちの会社と同じ商品を扱う会社がありました。
仮にその会社をAとします。
中国から靴をアフリカに持っていって卸売りをお互いにしていました。
Aはうちの会社よりも資本力がなかったのですが、その代わり、仕入れ元と強く繋がっていて、うちの会社よりも安く仕入れができる立場にありました。
私たちは資本力を使って広告を打ち、シェアを握ることもできたのですがあえて違う戦略をとったのです。
該当業務の担当者を中国へ派遣し、Aの仕入れ元と交渉させたのです。
そして、仕入れ元の会社からAの倍取引することを条件にAからうちの会社に乗り換えさせたのです。
すると、Aは今までと違う仕入れ元と交渉をせざるを得なくなり、Aの社内は混乱しました。
その時に、うちがあるマーケットのシェアを譲る代わりに全ての商品をうちから仕入れるように交渉したのです。
つまり、今までは中国から仕入れていたAに対して、今後中国へ行かずにアフリカ現地でうちから仕入れて下さいということです。
Aは高値で仕入れる代わりに、ある地方のシェアを獲得できたのでウハウハです。
うちの会社もその地域に出回る商品の元をたどればうちが握れているのでウハウハです。
今考えてもいい作戦だったと思います。
もう一つのパターンは皆さんがそれぞれ考えてみてください。
それぞれの貴重な情報を完全無料・期間限定で公開中!!
他では絶対得れない情報なのでこの機会にぜひ!
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。