こんにちは、コウダイです。ニューヨークの特徴やロスアンゼルスの特徴、東京と大阪、ましてや北海道と沖縄など国内であれ、各地域の特徴があり北米屈指の経済都市で、皆が口をそろえて言うように、<世界屈指の多文化都市>と形容するのが、カナダ東海岸最大の都市トロントを表現するのに最も適している言葉であるのは、あながち間違っていないかもしれません。
マンハッタン程派手ではありませんし、ブルックリン程強烈なカルチャーを放っているわけではありませんが、アメリカを含む北米第4の規模を誇る都市へと成長し、ヨーロピアン・南米・アフリカ・中東・アジア、そしてネイティブ・インディアンを含む先住民族系の人々が集まるトロントのチャイナタウンには、オールドファッションとストリート文化が融合するモダングラフティのセンスが光ります。
今はニューヨークに拠点を移す、カルチャーメディアVICEはカナダが発信地であるように、その柔軟な姿勢や多文化を取り入れた社会は、色々な挑戦がしやすいのかもしれません。
今回トロントで参加したイベントは、国際教育機関のワークショップであり北米の学校が一同に集まり、世界中からの留学エージェント達とのミーティングが朝から夕方まで繰り広げられ、夜はディナーレセプションにてエンドレスに交流を深め、教育機関とエージェントが信頼を築きあげるネットワーキングイベントで、今年のトロントでは、全2日間で合計約8,000を超えるミーティングが行われたそうです。
中々直接会う機会の少ない語学学校の代表やディレクターはもちろん各州立カレッジや専門学校、名門トロント大学スタッフとの情報交換が出来るのも貴重な体験で、各学校を代表するスタッフ達からは教育的な熱意を感じられる方々やビジネス的視点でマネートークを好む方まで様々で、まさにその学校(企業)の経営方針を感じられる瞬間であり、その人たちが作り出す学校の雰囲気をかぎ取る事が出来る瞬間であります。
カナダ留学では西海岸のバンクーバーが自然と調和した環境やスキー・スノーボードに適した環境として、ワーキングホリデーメーカー達にも人気を博していますが、カナダという国の主要機関の7割-8割がすべて東海岸に集まっており、経済の中心になっているのがトロントであり、アメリカを含む北米地域でも重要であり、なおかつ柔軟な役目を担う大都市です。
ここ2、3年では急速なワショクブーム(和食)を追い風に、ジャパニーズ居酒屋やラーメン屋が相次ぎ出店をしており、京都の老舗抹茶屋のTSUJIRIや九州のテツおじさんのチーズケーキベーカリーが行列を作り、多文化都市での評価・評判をあげています。
30代で初めての海外店舗・バンクーバー出店をした若き日本人社長率いる炙りMIKUは、一気にバンクーバー最高峰のレストランまでに上りつめ、トロントの一等地のハーバーフロントに出店をし、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いです。
冬は寒くなる都市である事は間違いありませんが、アジア・南米・アフリカ・中東・ヨーロッパすべての文化が程よくミックスする立地条件を満たしているのがトロントやニューヨーク等の東海岸である事を実感させられます。
「今年のトロントのMLSサッカーチーム・ドラフト1位は日本人の子なんですよ!」と興奮気味に語るトロント在住の現地の学校スタッフの方々に言われるまで全く存じ上げずに恐縮してしまう事もありましたが、昨シーズンまでメジャーリーグで活躍していたカワサキ選手を始め、今年のNBAは快進撃のバスケチームのラプターズも勢いは止まりません。まさに都会型のカナダ、欧米経済を感じる事の出来るチャンスの溢れる町がトロントであると思います。
都市の規模では東京に叶わないと言われますが、世界中から余す事なく集まる文化・宗教・人種の多種多様性が生み出す都市は、東京には存在しない類まれな組み合わせであり、ただの謙遜にすら聞こえます。
アメリカ最大の都市であり多くの人の憧れの地であるニューヨークには叶わないと言われますが、最大1年間勉強や旅行を兼ねて、就労する事の出来るワーキングホリデーを始め、移民への道のり、外国人が活躍する為の扉が開かれているオープンな国のシステムは今のアメリカには存在しない特徴であり、多くの人達のスタート地点となっている事は間違いありません。ICEFのようなこういった規模のイベントは学ばされる事が多々あり、終了後はクタクタにまで疲れてしまうもののモチベーションを強く刺激され嬉しい限りです。
そして今回のトロント出張でもうひとつ嬉しかった出来事が、もう15年以上遠い昔に私が卒業したバンクーバー郊外の小さな日本人経営のインターナショナルカレッジ時代の友人との再会でした。911のテロを境に日本人留学生の減少とともに残念ながら閉校してしまいましたが、学校の良し悪しには関わらず、その時に出会った人種を問わない仲間とのつながりや強烈な思い出がしっかりと刻み付けられました。
今は世界中に散らばり会う機会が滅多となくなりましたが、世界各地のどこかしらに行けば、誰かしらに会えるという、かけがえのない<世界へのネットワーク>を作ってくれたという事実がしっかりと過去の自分の存在やその時の努力や後悔を思い出させてくれ、自分の過去を見る事にょり新たな発見や気づきを感じさせてくれます。
そして、皆忙しい中にも関わらず、今回の出張の合間をぬって組み込んた私のスケジュールに、時間を合わせてくれた友人、そして今現在リアルタイムで現地で活躍している現役の留学生やワーキングホリデーメーカーさんである、私のかけがえのないクライアント皆様方、本当にありがとうございました。現地からの生の声、たっぷりと吸収させて頂きました。是非、参考にさせて頂きます!
海外という地で、ひとりの人間として人種を超えて競り合う事は決して簡単な事ではなく、勇気のいる事だと思います。けれども、挑戦し続ける気持ちや高い壁に向かって努力するエネルギーは経験として一人ひとりの体に刻み込まれ、その後の自信や見えないオーラとなって身にまとわれるのは間違いないと肌で感じる視察となりました。
詳しいICEFワークショップの模様やトロント学校訪問の様子については、改めてFacebookやブログにてアップをして参りますので、ビジネスシーンにご興味がある方は是非今後のアップデートもご覧下さい。
■5月中旬トロントはみぞれのようなものが降る季節外れの寒波到来。太陽が出れば暑くなりますが、5月でもトロントは朝晩冷え込みます。
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