昨日の夕方税法のクラスが終わった後、隣に座った人と少しおしゃべりをした。
彼女はCAファームに勤務しているので、周囲にCAが多くCAの試験制度に詳しいが、CGAの試験制度はよくわからないので、CGAを目指している私に話を聞きたかったらしい。一通り説明すると、
ふーん、そうなんだ。話を聞くとCGAの方が現実味(なれる可能性)があるなあ
と言った。彼女によるとCAの場合CA養成プログラムに入るためにはPre-requisitコースを修了している必要がある。(CGAプログラムだとLEVEL1~4相当。ただし全く同じコースではない、CGAでは必須のコースがCAのPre-requisitではなかったり、その逆もある。CamosunCollegeだとBBAレベル)
CA養成プログラムではModuleと呼ばれるコースを1から6まで修了し、次にUFEと呼ばれるNational Examを受験する。UFEに合格すればCAになれる。CGA同様WorkExperienceも必須だが、指定されたCAファームでの経験のみが評価対象になる。(指定されたCAファームに就職できなければそこでCAの道は閉ざされてしまうわけだ。)
さてUFEだが以前CGAプログラムでは1コースにつき、4回受験が可能だと書いた。UFEも同様に3回の受験制限がある。ではその3回で合格できなかった場合はどうなるのか?CAへの道は閉ざされてしまうのだろうか?この質問に対しての彼女の答えは
一応救済措置があるのよ。もし3回受けても受からなかったら、再度Module1から6までやり直せばUFEを受験する資格をもらえるの。そういえば思い出したんだけど、どうやらここには伝説の受験生がいるらしいんだよね。
伝説の受験生?
そうなの。何でもその人はCAプログラムに入ってから7年間も頑張っているらしいの。それもUFEに3回落ちて、Module1からやり直しているからみたい。あなたは知らないかもしれないけど、UFEって平均合格率75%くらいなのよ。つまりModule1から6までやり切れるだけの能力があれば、かなり合格率が高いの。能力がなければ、Module受験の段階でたいていドロップしちゃうから。CAの場合指定ファームでの経験が必須だから、仕事とModuleの勉強を同時進行している人が多いけど、両立させるプレッシャーもかなりのものよ。だから一度修了したModuleをやり直す人なんてあまりいないんでしょうね。それでAccountingの講師の間でも有名らしいわ。
日本では司法試験浪人に代表される難関国家資格の取得のために就職せず挑戦し続ける人がいるのは知っている。中には10年、20年と挑戦し続けている人もいると聞いている。7年CAを目指しているだけで伝説になってしまうのは、日本と比べると資格に拘り続ける人が少ないのだろうか?
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