おとといロンドンの研修旅行から帰ってきました。
アムステルダムののどかさに、ホっとしています。
なによりも、自分のベッドで眠れてホッとしています。
というのも・・・・・
ロンドンのホテル(ホステル?)が非常にやばかったです。
まずは受付の天井からは水漏れ。
8畳くらいの部屋を12人でシェア。
初めて3段ベッドで寝ました。
1番上の段に寝たのですが、
下の2人の息使いまで伝わってきました(苦笑)
1人が寝返りを打つだけで、ベッドが揺れる揺れる。
ちなみに私ともう1人の女の子以外はみんな男。
人口密度が濃すぎて、息が出来ない!!!!!!
シャワーの水圧は弱すぎて、
壁に張り付きながら浴びなければならず、
停電して何も見えないトイレで着替え、
朝ご飯はあやしいシリアル。
プライバシーは皆無でしたが、
おかげで皆との絆が深まりました。ははは。
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さてさて、今回の旅の目的は
『スクール・オブ・サウンド』。
ロンドンで2年に1度だけ1週間開かれる、
『音』のシンポジウム。
結論からいうと、とても良かったです。
いっぱい刺激を受けてきました。
今回1番の収穫は、フレッド・フリス氏との出会い!
彼は、私の大好きなドキュメンタリー映画、
『Rivers and Tides』の音楽を作った作曲家。
まさか彼がゲスト・スピーカーで来ていたとは知らずに、
嬉しすぎるサプライズでした。
幸運なことに、打ち上げパーティーで直接お話する事ができ、
行き詰まってた作曲のヒントになるようなアドバイスをいただきました。
彼の作曲のアプローチは即興的で観念的なものが多く、
テーマや統一性にとらわれ過ぎてしまう私にとってはとても新鮮でした。
とても気さくな人柄で、音楽以外のお話でも盛り上がり、
最後は一緒におもしろい顔をして写真まで取ってくださいました(笑)
公表しない約束をしたので、ここには載せられませ~ん。
さて、シンポジウムに話は戻って・・・、
音楽や効果音の制作者だけでなく、科学者のプレゼンもあり、
音に対して脳波がどう反応するのか、などの講義もありました。
個人的には苦手分野なので、だんだんと意識が遠のき、
気がついた時には終わっていました(泣)
内容はどれもおもしろかったのですが、
話し手のプレゼン・スキルによって、
伝わり方がまた全然違うな、と感じました。
サイレント・フィルム(無声映画)の本を書いたスピーカーがいましたが、
彼のプレゼンは原稿を読み上げるだけで抑揚がなく、
眠たくなってしまいました。
題材も内容も面白かったのに、もったいない。
ということで、彼の著書を買ってきました。
あとで自分で読みます。
ラジオDJをしていたおじいさん(?)のプレゼンは素晴らしかったです。
彼の声は安定していて、聞いているだけで心地よく、
内容にじっくり集中できました。
話し方や声質についての研究発表でした。
例の1つとして聞いたのは、おばあさんの声。
ただお天気の話をしているだけなのに、
ひとつひとつの単語や言葉を大切に話す彼女。
その声には惹き付けられるような不思議な抑揚があり、
ぐっと心に響く、感動的なモノローグでした。
『話す』って深いな~と実感。
Scanner(スキャナー)というサウンド・デザイナーも来ていました。
彼は映像だけでなく、目覚まし時計や電話の音を作ったり、
イベントを開催したりと、幅広く活動してるアーティスト。
彼の仕事っぷりもさることながら、話術もコメディアン並みのキレの良さ。
頭の回転が早い人なのでしょう。
彼の曲はどれもサウンド・スケイプ的でシンプルで似通っているので、
正統派の作曲家達からは批評されまくっていたけれど、
一般的に受け入れられているなら、それもありだなと私は思います。
参加者はほぼ全員、映画関係者か作曲家かサウンド・デザイナー。
プレゼンの合間や終了後は、お茶やワインを飲みながら意見交換。
さすがに皆さん見る目が厳しく、違う視点からの批評を聞くのもまた、
良い勉強になりました。
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ちなみに滞在中にウィリアム王子とキャサリンの結婚式があったのですが、
テレビでやっている程、市内は混んでいませんでしたよ!
あ、でも結婚式の前日の夜に、クラブで無料ドリンクが配られてました。
ロンドンのクラブ、アツイです。クラブっ子じゃない私も楽しめました。
前夜祭だからなのか、ものすごい人、人、人!たまには賑やかなのも良いですね。
あと、サイレント・フィルムも見に行きましたよ。
昔の白黒の無声映画に、ライブ・バンドの生演奏。
楽器の編成がおもしろくて、
・エレキ・ギターが8人くらい
・シンセサーザー
・サックス
・合唱団
・トランペット
・トロンボーン
などなど(?)ちゃんと覚えていません。
ディストーションのかかったギターと、
オペラな感じの合唱団のコンビネーションが面白かったです。
ということで、スクール・オブ・サウンド、
興味ある方は2013年に是非参加してみてください!
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