*今日は、昨日の記事「ブラジルの秋とカーニバルの関係」 リンクはこちら→★
ブラジルで、カーニバル(謝肉祭)は毎年変動する移動祝日であるにも関わらず、
毎年きっちりと、夏の暑さと秋の涼しさの切り替わり日になっているのは一体なぜ?
と思って調べてみたら、どうやら「カーニバルが移動祝日」であること自体に理由がありそうなのです。
そこで、自分の備忘録も兼ねて、今日は、
カーニバル(謝肉祭)の日がどのように決められているかを書かせていただきます。
まず、カーニバル(謝肉祭)は、
復活祭(=イースター。ブラジルではパスコアといいます。)の日取りが基準となっています。
復活祭(イースター/パスコア)も移動祝日で、
キリストが復活したことを記念する日で、基本的に
「春分の日(3月20or21日)の後の最初の満月の次の日曜日」と定められています。
つまり、太陽暦と月の満ち欠けの両方の影響を受けて決まるのですね~。
【2011年は4月24日(日)】
そして、その復活祭の前日から46日前の水曜日(灰の水曜日)までを四旬節といって、
食事など(肉・乳・卵等を口にしない)の節制をして、キリストの苦しみを分かち合おうとする期間だそうです。
【2011年は3月9日(水)~4月23日(土)】
*四旬節とは日曜を含めない「40日」の意味だそうですが、日曜を含めると実際は46日。
そしてそして、その四旬節に入る前日の火曜日が、元来“お肉食べ納めのお祭り”だったとも言われる
カーニバル(謝肉祭)です。
【2011年は3月8日(火)】
*実際は、その前1週間ほどを含めて「カーニバル(週間)」とされることが多く、連休となることが多いです。
日にちを戻るような順番で書きましたので、少々分かりにくいかもしれませんが…
つまりカーニバルは、
太陽の位置と月の満ち欠けから割り出された日
*基準となる復活祭がそうであるので。カーニバルは計算すると春分の日の約半月~1ヶ月半前。年によって月の位置が変動するので開きあり。
となっているので、
同じく太陽と月の影響を受ける気候と、毎年きっちり連動するのですね、きっと。
日本で言う「暑さ寒さも彼岸まで」と同じですね~
*でも、この点ばかりはブラジルの方がずっと正確な気がいたしますが…(-^□^-)
↑2008年のリオのカーニバルの様子。本来の意味とはだいぶ変わってきています!?でも、これはこれで素晴らしい♪
↓ランキングに参加しています。
どちらかご興味のある方に、
ぜひ1クリックをお願いいたします!