こんにちは、むーみんあいです。
2月28日、3132gの元気な女の子を出産しました。
生後11日目の晴れた日、東北関東大震災が発生。
被害の少ない埼玉でも、震度5強の揺れがありました。
私は地震に対する直感がよく働くほうで、
その日も、「いやな雲が出てきたな…」と思い
洗濯ものを取りこみに外に出ました。
その直後、地震が発生。
急いで家の戸を開けるも、すでに大揺れが始まって、
子どもが寝ている部屋まで行けなかった。
祖母とテーブルの下に隠れている間も、
自分のことより、子どもの事しか頭になくて、
気が気じゃない。
揺れがおさまって、すぐに走った。
何事もなかったかのように、すやすや寝ていた。
それからしばらくは、毛布にくるんで抱きしめていた。
荷物をまとめて玄関に待機し、余震が来るたび外に出た。
この命を守れるのは私だけなんだ。
自分は母親になったんだと、この地震で本能的にわかった。
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被災地には、私と同じように生後間もない赤ちゃんを連れている方もいます。
それを思うと、自分のことのように胸が苦しくて
震災発生後しばらくは食べ物が喉を通りませんでした。
でも、頑張らなくちゃ。
まずは気持ちを前向きにしないと。
被災地以外に住む私にできることを、出来る限り。
私は母親なんだから。
この子は、震災の年に生まれた子。
日本の明るい未来をつくる、希望を背負った子。
「第二の戦後」と呼ばれる世代になるかもしれない。
生きていこう、精一杯。
むーみんあい