ご無沙汰しております、キプロス遊学中のエリカです。
ここ1週間ほど、パフォス、ララ、アノギラ、
と、キプロスの各地を旅してました。
ずっとインターネットが使えなくて、
ブログ更新もメールチェックもできませんでした。
でも、たまにはパソコンのない生活も良いものです。
色々と書きたい事が山積みになってしまいました。
でも明日からしばらくトロードスという山に行くので、
またインターネット無し!
帰って来てからまとめてアップします・・・。
今日は私がキプロスで毎日のように食べている、
チーズについてのお話。
キプロスの人々が誇りにしている食べ物、
それは『ハルミ』。
ヤギやヒツジ
のミルクから作られる、
キプロスにしかないチーズ。
白~薄いクリーム色をしていて、
若いのはしっとり柔らかく、
熟成してあるものは歯ごたえがあり固い。
味は、かなりしょっぱい。
結構くせのあるチーズだけど、
一度はまると辞められない止まらない味です。朝食にスイカといっしょに食べて、
昼食はパンと一緒にたべて、
夜のワインのつまみに食べて、
特別な日には、バーベキューでとろりと焼いて食べて、
と、キプロスの食卓にはかかせない食材なのです。
昨日は、そのハルミを作っている工場を見学してきました。
アノギラという村の外れにある、大きな一軒家。
広大な庭には家畜(七面鳥、鶏、羊、ヤギ、犬などなど)は放し飼い。
みんなで楽しくのびのびと暮らしていました。
ひつじ(やぎ?)は好きな時に食事して~、
にわとりは家族で散歩して~、
七面鳥はハンモックで・・・・寝るのかい!?
この工場を切盛りしている若い夫婦には、
小さい子供が5人も!!自然豊かで動物もいて、
人々は穏やかで、
子供達にとって最高の環境だな~と思いました。
工場の中を見学させてもらいました。奥さんが、ちょうどハルミを
釜からあげているところでした。
全て手作業!手作りです。
丸いハルミを、
塩をふってから2つ折にします。
適度に熟成させてから、
真空パックにしてお店に出荷するそうです。
ん~、おいしそう!
私達が行った日は、
ちょうどドキュメンタリー番組の取材撮影があったらしく、
大きなビデオカメラを持った人達がいました。
見学の後は、庭のテーブルに座って、
ご主人と撮影陣、近所のおばあちゃんの団欒に参加。
喉が渇いてるだろう、
と言って作ってくれた、カフェオレ。
ヤギのミルクを使っているらしい。
濃厚でむちゃくちゃおいしい!
そして、なんと今さっき出来立てのハルミも
ごちそうしてくれました。
団欒に来ていた近所のおばあさんが、
『私みたいなキプロス人でさえ、
出来立てのハルミを食べるのは初めてよ!
あんた、ラッキーね!』
と興奮していました。
まだ生暖かく、モチモチで柔らかい!
お塩も染み込んでいないので、
まだ塩っぱくなく、ミルクの味がする!
コレも食べてみなさいと、出されたスイーツ。
白いのは、チーズ。
ハルミを作る時に鍋の中に出来る、
ウワズミの部分。
豆腐でいうなら、『湯葉』みたいなもの。
そして、味はあまりしない。
舌触りは、つぶした豆腐みたいな感じ。
上にかかっている黒いソースは、
キャロブという植物から作られた甘いシロップ。
見た目は黒蜜っぽいけど、果実の香りもする、独特の風味。
2つ合わさって、風変わりなプリンみたい。
さっぱりしてておいしかった。
鶏を追っかけ回して写真を取っていると、
偶然見てしまいました・・・交尾!
なんと2秒くらいで終了!早っ!
帰りに新鮮なハルミを買っていきました。
でっかいタッパーに、ハルミ液と一緒にいれてくれたので、
常温で保存できるらしいです。
これを長く放置すると、
熟成ハルミが出来るそうです。
でもその前に全部食べちゃうと思います。
夫婦は、お土産にもっていけ、と、
固い熟成ハルミと、
自家製のヨーグルトまでくれました。
太っ腹!!!!
しかも翌日の朝食にまで招待してくれて、
さすがキプロス人、懐は地中海よりも深いです。
写真を送ってくれ、と頼まれたので、
ロクな写真はありませんが (ブレてる鶏の写真ばっかり:笑)
ちゃんと綺麗に編集して送りたいと思います。
ハルミもキプロス人も大好きなエリカでした。
明日からトロードス山に行ってきます!!
カリニヒタ!(ギリシャ語で『おやすみなさい』)
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