あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
さて日本は年が明けて、駅伝、ラグビー、サッカーなどなど新春のスポーツが目白押しですね!
日本のスポーツを直接見る機会はほとんどなくなりましたが、サンスポ(www.sanspo.com)のWebはよくいくサイトなどで日本の様子や海外での日本選手の活躍の情報を入手しています。この中で『私の失敗』シリーズというコラムがあり、スポーツで頂点を極めた選手、それなりに名を馳せた選手の失敗談があり、興味深く読んでいます。
さて、今回特別私の目を引いたのが、全米ツアーで頑張ってくれた丸ちゃんこと、丸山茂樹選手。しかも「英語が得意なら米ツアー10勝はできた」とは「しげき」的(笑)
丸山茂樹、英語が得意なら米ツアー10勝はできた
2000年から米ツアーに参戦。日本に帰ってこないつもりで家も購入し、グリーンカードの申請もしました。けれど、文化と言葉の違いには苦戦。言葉の壁は、ゴルフのスコアに大きく影響するものでした。
天性の明るさでアメリカでも話題を振りまいた丸ちゃん、何に苦労したのでしょう? 興味深深です。
丸ちゃんは世界ゴルフ選手権の大会で、リー・ウエストウッド(英国)と同組で回った時、あるホールで林に打ち込んでしまいます。しかも張替え中と思われる芝と芝の間にボールが止まってしまったようです。その際、「修正地」と立て札が無いため救済の措置を受けられないと自ら判断し、結局そのホールをボギーとします。
ここからは本文から抜粋です。
ところが翌日。ウエストウッドのボールが前日の私と同じような芝と芝 の境目、しかも木の根元に行きました。すると彼は競技委員を呼び出し、英語で何やら会話を交わして…。「人工的に作られた障害物」という扱いになり、救済 を受けることになったのです。「えっ!! ドロップできるの?」。打ちやすい位置に無罰でボールを動かしている姿を見て、肩を落としました。彼はパーセー ブ。私はキャディーと「きのう、あそこからそのまま打ったよなあ…」と目を見合わせましたが、後の祭りです
ゴルフではありませんが、私の場合にもついつい「英語で」話すのが億劫、面倒くさい時に似たようなケースが起こります。彼と同じようにさらに「同組のplayers(=周り)に迷惑をかけたくない」という遠慮が働いているのです。
さらに次のエピソードも、「わっ、あの丸ちゃんが!?」とびっくりです。米ツアー初優勝のかかった最終パットで「これ入れたら優勝じゃん!」って緊張しなかったという逸話のある彼ですよ。
実は私自身もそうなのですが、日本人のほとんどは私も含めてまず失敗しないように、ちゃんと英語で通じるかなと不安をもって話します。それに比べて他の国から来た人々のたくましいこと、たくましいこと。「私の英語がわからないのはあなた(アメリカ人・イギリス人)が悪い」といった勢いの人までいます(笑)
もちろんゴルフは淑女・紳士のスポーツ、なによりもマナーが大切なことは言うまでもありません。マナーは忘れずに、でも萎縮しない ― ここは大切なところです。
韓国の崔京周(チェ・キョンジュ)選手は私も好きですが、もちろんマナーもしっかりしていると思うし、(一時期ほど上位へ顔を出すことは少なくなりましたが)PGAの顔の一人です。