ずいぶん前ですが、Crucial Conversationsという本が流行りました。すぐに訳語が思い浮かびませんでしたが、日本語では「言いにくいことを上手に伝えるスマート対話術」と訳されているのですね。苦労のあとが伺えます。
ここ一番の会話は日本語でも大変ですが、これを冷静に英語でやるのはさらに大変です。
アメリカ国内で単身赴任するようになり、食事や掃除、洗濯といった身の回りのことに閉口しています。さらに輪をかけて大変なのが、アパート代や各種請求書、クレジットカードのBalanceに対する支払いです。
Americaでは金融関連商品は多岐に渡り、金融機関などはあれやこれやでお金をむしり取ろうと虎視眈々と狙っている節があります。実はこうした支払いが遅れると、Late ChargeがPenaltyとして課せられ下手すると結構な額を取られます。
例えば私の場合、アパート代は$35、車のリース大$17などなど。Creditカードをいろいろつくらせようとするのはこうした課金を狙っているという話を聞いたこともあります。真偽のほどはわかりませんが。
頭にくるのはこちらがAuto Paymentの設定をやっているにも関わらず、先方が会社を変えたり、手違いがあったりというケースもあります。一方で忙しさもあって忘れたり、こちらの設定ミスもなかにはあるのですが。
その他にもStatementをチェックしていると「何この手数料は??」といったことが度々あります。本当に注意が必要です。
先月と今月にかけてまずは$111取り返しました。銀行口座の手数料は電話で、アパート代はFace to Faceでした。後者のものは多少言い争いぽくなってしまいましたが、先方が先にキレてしまったので私の勝ちでしょう。
銀行口座の手数料 不要分 $36 ($12を3か月分)
アパート代2ヶ月の遅延料金+1日分 $75
そして今日は遂に7月からずっとやっている(といっても過去3~4回電話しましたが、毎日ではありません)案件です。どう転ぼうが何が何でも決着をつけねばなりません。
6月下旬にとあるホテルに泊まったのですが、部屋があまりにひどいのでチェックアウト時に半額しか払いたくないといったら、フロント担当者が部屋を確認後、全額返金するという話となりました。手続きのためチェックイン時のクレジットカードを貸せというので渡したのですが、実はカードをswipeしたふりだけして、実際は返金手続きしていなかったのです。レシートを要求したのですが、何かあったらここへ電話しろとホテルの責任者の名刺を渡されそのまま出てきてしまった私が不注意でした。急いでいたこともあったのですが。
結局今日も私が泊まったという事実と先方がrefundするといった証拠がないため、ホテルとしてはどうしようもないという話となりました。ただ今回はカードを切るつもりになっていて、その金額相当だけbalanceを残して、解約手続きに進ませました。カード会社よりもホテルに一番の非があるのですが、利用者を保護できないカードは意味が無いとも考えていました。
10年以上使い続けているクレジットカードということもあって、最後のところでカード会社が折れてくれました。とても助かりましたが、こういう交渉ごとは疲れますね。
今日はかなり冷静でしたが、それでも意図せず、多少強い言葉がでてしまったところはあります。さらっと、格好良くいきたいのですが。
クレジットカード会社(ホテル代のDispute分) $77
The important thing is to identify the "future that has already happened"
Peter Drucker
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