「友達がクアラルンプールに来るんですが2泊だけなんですよ。食事は何処に連れて行ったらいいんでしょう?」
先日、Nさんの奥さんからそんなご相談をいただきました。
「やっぱり客家でしょう」
そんな相談を受けたとき私は何時もそう言います。
なんといっても観光に訪れているわけだから、思い出に残るようなところがいいですよね。
客家はこんな店
見上げればツインタワーが燦然と輝いています。
タイガーガールと言われるミニの若いおねいさんもいて・・・・・・・
私が初めて客家を訪れたのはもう10年も前のこと。
当時は今の場所から500mくらい離れたところにあったのですが、眩く輝く電飾は当時のままで、その時の情景はタイガーおねいさんのおみ足とともに今でも鮮明に覚えております。
「客家ー? あそこはそんなに美味しくないわよ」
雰囲気よりも美味いもの派の家内は言います。
これが客家のスチームボート
これが美味しいんですよ。
量が多いので4人でも2人分で十分
その他に単品で豚の角煮などのお薦めを頼んだほうがいいですよ。
「客家に行くんだったらスリペタリンのスチームボートの方が美味しいわよ」
このスリペタリンのスチームボートの店はKL中心部からは大分離れた、ちょっと寂しい小さな商店街にあります。。
「う~ん、いくら美味しいからって、旅行でやってきてKLに何日もいない人を寂しいところに連れて行ってどうすんだい。それはそれで思い出に残るだろうけど」
かように我々夫婦の意見はいつも分かれるのです。
ここはパビリオンのところ。
客家だと食事の後にブキビンタン観光ができるし。
スリペタリンだと帰って寝るだけだよ。
クリスマスはとうに終わったんですがねえ。
パビリオンのこの路地にはレストランやスターバックス、ビアバーなどが並んでいて通り抜けが出来ます。
その先に客家があります。
此処はブキビンタン
夜10時頃のロット10前の交差点
客家からだとブキビンタンは歩いてすぐ。
MMSHPでKLに住もうって人ならともかく、旅行で訪れた方はKLの中心街を案内して自分たちが住んでいるKLを知ってもらうことも大事だと思うんだけど。
そうじゃなくても「マレーシア? 首都はシンガポール?」って人もいるくらいなんだから・・・
我が娘も「マレーシア?シンガポールなら行くけど・・・」なんて言ってたこともあったな。
息子などは未開のジャングルとでも思ってか全然来ないし・・・
他の国の大都会と比べて、特にこれといった特徴もないんだけど道行く人種が凄い!
マレー人や中国系マレーシア人、インド系マレーシア人を始めヨーロッパ人、アラブ人、何人か判別出来ない顔つきの民族 まさに人種の坩堝!
必ずや思い出に残るはず。
せっかくですから、こういった目を奪われるようなKLらしいところで、美味しい物を食べて異国情緒を満喫して頂いたほうがいいんではないでしょうか。
「キラキラ輝くイルミネーションの下でツインタワーを眺めながら食べた客家のスチームボートが忘れられません」
日本に戻ったお友達から、そんなメールを貰うこと請け合いです。
「客家以外に何処かありませんか?」という方には、これも定番ですがジャランアローはどうでしょう?
下の写真はジャランアローです。
先日ジャランアローに行ったことがないという友達夫婦と行って来ました。
客家より更にぐぐぐっと庶民的
気になる厨房だって衛生的
ここは私たちが食べた屋台の厨房
ジャランアローは東南アジアらしい熱気が感じられるところで私はお気に入りです。
日本のガイドブックにも載っているこの屋台街もブキビンタンからすぐ、、、というかブキビンタンの裏通り。
ヨーロッパ人もいっぱいのところを見るとヨーロッパのガイドブックにも載っているんでしょうか。
「ジャランアローは観光客相手だから高いばっかりで全然美味しくないわよ」家内は言います。
「そんなことありませーん!味覚は家内の方が私より確かだし、KLには美味しいところがいっぱいあるけどジャランアローだって美味しいよ」
観光客価格で値段が高いのは角の明かりが煌々と灯った店くらいなものだよ。
問題はどうやって頼んだらいいの?
大丈夫!
メニューに写真付きの店が多いし、どうしても分からない時は近くのテーブルの人が食べているものを指さして・・・・
ところで先日
この友達夫婦を車に乗せてサンウエイに行くとき・・・
「インド人は体臭が強くて・・・臭い」
「ワキガかね」
何故か後部座席の家内と友人の奥さんがそんな話をしている。
「それは加齢臭じゃないかね」 私は言った。
「はいはい、いいからちゃんと運転して」 家内が笑えねえ冗談言うんじゃねえよみたいに言った。
「カレー臭と加齢臭とかけて言ったんだねえ」 友人の奥さんが私が負った傷をいたわるように言った。
はい、その通りなんですが・・・・解説されるともっと悲しい・・・・
「インド人だけにカレー臭なんちゃって!」っとおちゃらけたほうが、笑ってもらえなかったときのショックが小さくて良かったであろうか。
「おとうちゃん、冗談は顔だけにしとき」
「はい」
おわり