みなさま、こんばんは
昨日28日はフィンランドではカレワラの日と言いまして、辻辻にフィンランド国旗が揚げてあります。
今週1週間は詩に関する催しが多いです
具体的には、ロンリョットがカレワラを編纂して、できたよってサインした日らしいですね
お歌の会は今日、隣の町の図書館の詩の集いに呼ばれて、カレワラに関する歌を歌ってきました
書棚に囲まれて歌うのって、新鮮ですね…。
さて、みなさまカレワラについていかほどご存知でしょうか
カレワラは日本語版も出版されていますが、いかんせん各地で口頭口伝で伝わってきた歌を編纂した詩なので、読みにくいし前後のつながりも適当です
主人公はワイナモイネン。この人の何がすごいって、母親の胎内にいる時間が長すぎて、生まれた時からお爺さん
この人は精霊の子どもなので、正確には人間ではありません。
彼が老人の姿なのは、魔術の使い手で、知識が豊かである象徴なのかもしれません。
が
それが彼の不幸の元凶となってしまったことは否めません
なにせ、彼のカレワラにおいての主な行動は嫁探しとそれにまつわる戦争
女を追っかけてるか戦っている表現で主に構成されているのがこの国民叙事詩です
なかでも有名なのが、乙女アイノにまつわるお話
ワイナモイネンは、ケンカを売ってきたヨウハカイネンを魔法でやっつけ、地面に埋めてしまいます。命乞いをしたヨウハカイネンに、「死にたくなければ妹を嫁によこせ」と脅迫
カレワラに出てくる男の人は、本当にどいつもこいつも血の気が多くて、寄ると触ると戦ってばかりいます。そんな兄の命乞いのために差し出されてしまった可哀そうなアイノちゃん
生まれた時はもうお爺さんだったんだから、仕方ないじゃないか!と言われようがなんだろうが、嫌なもんは嫌です
しつこく追ってくるワイナモイネンを振り切るため、湖に身を投じてあわやというところで、可哀そうに思った動物たちに、魚に変えてもらい逃げていきます
主人公が生まれながらに老人というのもかなり斬新ですが、老人なら老人なりに枯れていればいいものを。全篇嫁を探して旅を続けるワイナモイネン。
ここまで立派なピエロだと逆に気の毒になってくるくらいです
ちなみに、彼は最後までお嫁さんをもらうことはできませんでした。
戦争では勝てるし、カンテレという楽器を発明したりして、一応活躍はしているのにとほほな感じが否めない国民的ヒーロー、ワイナモイネン
今でも、フィンランド人は義務教育時にカレワラを学ぶわけですが…。ギャグにしか思えないのは、私だけでしょうか。これだけ読んでると、フィンランドってどんな国だよ(笑)って感じwww
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