オランダを代表する画家の一人、ヨハネス・フェルメールの残した全ての絵画を一度に見ることが出来る場所がある、ということで、ハーグのお隣の町、デルフトにある「フェルメールセンター」に行ってきました!
★ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)とは・・・
(1632年10月31日 - 1675年12月15日)は、
17世紀にオランダで活躍した画家です。
レンブラントと並び17世紀のオランダ美術を代表する画家とされています。
日本の方になじみのある作品は”真珠の耳飾りの少女”でしょうか?
生涯のほとんどを故郷デルフトで過ごしたとされています。
フェルメールセンターは、デルフト駅から約10分程歩いた場所にあります。この旗が目印↓
入り口から入って、まずは正面にあるカウンターでチケットを購入します。(カウンター↓)
展示品は、日本で言う地下1階と、地上2階にあるので、係りの人の案内にしたがって、まずは地下1階に下ります。
ここでは、フェルメールがどのように作品に取り組んだか、いかにして光の達人となったか、そしてどのように光を構成していったかなどについて、巨大なスクリーンに映し出される映像と共にオランダ語と英語の解説が交互に流れています。
解説を聞いた後は、フェルメールが生涯描いたとされている37枚の全ての絵画を見て行きます。
全てコピーのため、もちろん本物に比べると引けを取るところがありますが、制作年代順にフェルメール作品が実物大パネルでずらりと並び、”光の達人”といわれるフェルメールの洗練された技法を十分感じることが出来ました。
本物はアムステルダムやハーグで見て、ここではフェルメールの技法や作品の説明・解説などを学ぶ、というところでしょうか。
最初に見た大きなスクリーンの映像とは別に、ヘッドセットをつけて見る少し小さめのスクリーンでは、フェルメールの家族構成や絵画の裏側に隠されたストーリー、パトロンの存在等の紹介もされていて、フェルメールファンならずとも興味をもって楽しめるのではないかと思います。
その後、地上2階に上がります。
ここでは、フェルメールが用いた顔料(有名なラピスラズリも)や小道具などが展示してあり、
フェルメールの世界にどっぷりと浸ることが出来ます。
実は私、今までフェルメールにはあまり興味を持っていなかったのですが、このフェルメールセンターですっかりファンになってしまいました。
そんなにわかファンが一番食いついたのはこちら↓↓
この図・・・どこかで見たことがありませんか?
そうです、フェルーメルの「手紙を書く女と召使」(Lady Writing a Letter with Her Maid)のアトリエが再現されており、そこに座ってまるで自分が絵画のモデルになった気分が味わえるのです!(本当の「手紙を書く女と召使」↓)
窓から差し込む光の具合といい、後ろの絵画、テーブルなど、細部にまでニクイ演出が施されていました。皆さん、撮影は無料ですので、是非お試し下さい(笑)
全ての展示品を見終わった後は、地上1階に下りて、ショップでお土産を購入したり、カフェで休憩もできます。
今回私達は通常のチケットを購入し(大人一人EUR7)、自分達で見てまわりましたが、日曜日には無料のガイドツアー等も行われているようなので、こちらを利用されても面白いかも知れません。
詳しくはこちらをご覧下さい↓
【フェルメールセンター公式HP(英語)】
http://www.vermeerdelft.nl/195.pp