あまり詳しくないんですが,ニュージーランドは10年ほど前から行政改革を進めていて,
社会システムが色々と変わったそうです.
大学・研究所も大規模なリストラを行い,沢山の研究者が仕事を失ったそうです.
そう言えば,大学院の時に僕の研究室に来ていたニュージーランドの先生も,そのあと職を失ったらしく,今は何処で何をされているか分かりません.
ところで,昨日大家から彼が3月末で失職することになったことを聞きました.
大家さんは,大学やその他の教育機関を統轄する政府機関に勤めています.
正月明け頃に,彼の所属する部門がかなり縮小されるらしいこと,そして彼はその縮小作業に従事した上に,最後に自分の職も審査されることを聞いていましたが,結局失職となったようです.かなり厳しい話ですね.
やはり彼もショックを受けている様ですが,それでもそこまで深刻な感じでは無く,
4月から一ヶ月ぐらいヨーロッパを旅行して,帰ったら次の職を探そうと言っていました.
彼は50才ぐらいだと思うので,日本だったら再チャンスはなかなか無いと思いますが,
ニュージーランドはセカンドチャンスがある国です.
これまでのキャリアもあるし,きっとちゃんと次の職も見つかるんでしょう.
失業率が高くても,社会に閉塞感が漂わない理由はこの辺りにあるんでしょうか.
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