先週から何気にTVで騒がれているのが
Rachel Dolezalのニュース。
彼女は白人なのに黒人と偽り、NAACPのSpokane支部長を務めていた女性。
NAACPとはthe National Association for the Advancement of Colored People
の略称で
日本語訳は全米黒人地位向上協会、または全米有色人種地位向上協会。
メリーランド州ボルチモアに本部を置くアメリカ合衆国で最も古い
公民権運動組織の一つ。
この程、彼女の両親が、実は彼女は白人である、と暴露したことにより
メディアがこぞって報道、人々の注目を集めることになった。
支部会員達も、オンラインで辞任を要求する訴えを起こし
そして、彼女は支部長の地位を今日辞任した。
(声明文は支部のフェースブックで発表された。)
また、彼女はEastern Washington Universityでアフリカ研究の講師を務めていたが
こちらも契約の更新は行われないと、大学側が発表。
自らがついた嘘のために、彼女は色々なものを失った。
彼女が自らを黒人と名乗るためについた嘘は多く
Though Catalog というウェブサイトでは、彼女がついた14の嘘を
挙げているので、興味ある方はどうぞ。
その嘘を隠し通すために、家族とも距離を置いていたらしい。
彼女には両親がアダプトした黒人の義兄弟がおり
その1人は、彼女が白人だということをばらさないように口を封じられたと
Buzz Feed Newsのインタビューに答えた。
彼女はSpokaneで(黒人としての)新生活を始めるにあたり
ここでは、私は黒人を見なされていて、父親は黒人ということになっているから
ばらさないで、と彼女に言われたとのこと。
まったく事実は小説より奇なり、というけれど、これもそうね。
巷では(一部ね)彼女はTransgender ならぬ Transracialなのか?という
声も挙がっているみたいだけれど、何じゃらね。
大半の意見は、白人として(自分や周りに嘘をつかず)
人権運動に貢献すべきだった、と正当なものが多い。
「黒人である」ことを利用した、と見られても仕方がない。
黒人文化に恋をして、没頭して、山田詠美みたいに
「私の心は黒人(シスター) だよ」って堂々としてるほうが格好良い。
その上で、黒人または有色人種の地位向上に力を注げば良かったの、と思う。
パロディ動画
CNNのニュース(両親のインタビュー)
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