今日はニュージーランドでの家探しについて.
家を探すにあたっては,まずは治安が良さそうで,大学からそれほど離れていなく,そして主な家具が揃っていることが条件だった.
ニュージーランド到着直後,ホストの教官に挨拶したおり,どうやって家を探すべきかを訪ねたところ,大学が用意している宿舎は環境も悪く古いので,ウェブサイトで探すが良かろうと勧められた.
それが“Trade me”というサイト.家だけでなく生活に必要そうな物が何でも個人で直接やり取りできるサイトだった.Yahoo オークションの親戚みたいなものだ.
http://www.trademe.co.nz/
http://www.trademe.co.nz/Trade-me-property/index.htm
早速,“Trade me property”の“House for rent”を開いてみると,確かに沢山の賃貸情報が一覧できる.ここで気に入った賃貸物件を見つけて,不動産屋や個人家主に直接連絡を取り交渉するというスタイルのようだ.写真も見られるので,立地や賃料などの条件とともに内装や家具なども見ることができた(これが落とし穴だったのだけれども).
ホテル住まいも窮屈なので,一刻も早く住居を構えるべく条件に合致した物件を早速あたってみる.まずは苦労しながらも電話で内覧の希望を伝え,担当の不動産屋さんと希望物件の前で待ち合わせる.そして,家の中を見せて頂くという順番で数件の物件をチェックしていった.周辺の環境,間取り,湯船の有無,暖房様式,そしてセキュリティーなど.勝手が分からないけれど一応分かる範囲で入念に.
そして,数件目に訪れたある物件でのこと.
その家は明らかに人がまだ住んでいた.食器や服なのが無造作に散乱している.
どうやら転居前でも不動産屋は勝手に家の中まで紹介できるようだ.
そこでふと気付いたことを不動産屋さんに聞いてみた.
「(今の住人が)転居しても,ここに置いてある家具は残していくんですよね?」,
すると「いや,全て持ち主が持って引っ越していきます」とのこと.
家具は住人の持ち物なのか...
ん!! と言うことは,今まで見た家も全て家具付きと思っていたが,
もしかしたら違っていた?
慌てて内覧を済ませた物件についても確認してみると,やはり全ての物件は引っ越しの前だったり(でもキレイにしてあった),デコレーション!(家の見栄えを良くするため不動産屋が設置していた)だったりして,実際に家具付きの家は一軒も無かったのだ.
なんとなく海外の賃貸物件は大抵家具付きである,という先入観があった上に,恥ずかしながら,それまでfurnished(家具付き)という言葉を知らず,物件検索の際にこの条件を確認しないまま,写真に家具が写っている物件をひたすら探していたのだった.
(家具が写っていない物件も半分ぐらいあって,それは家具付きでないと判断していた)
と言うわけで,僕の家探しは振り出しに戻った.
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