結局,振り出しに戻った家探し.
今度は検索キーワードに“all furnished”を加えて,“Trade me property”から再スタート.
しかし,暫くして分かってきたことは,クライストチャーチでは高級物件以外の家具付き賃貸はかなり少数だということだ.そして,それらの物件のほとんどは,市の中心部にあるアパートメントだった(こちらではユニットと言うらしい).
折角の外国生活だから庭付き一戸建てに住みたいと夢見ていたけれど,いつまでも家探しに時間を費やすわけにはいかない.そしてホテル代も馬鹿にならない.あっさりと夢見た庭付き一戸建てを断念し,適当なユニットを探すこととした.
ここから先は非常に順調で,そもそもユニットを希望するのは外国人が多いということもあり,英語が拙くとも丁寧に案内してくれる.数件のユニットの見て回った結果,築年数は経っているものの,比較的広く,何よりクライストチャーチのシンボルとも言えるエイボン川の隣に建つ物件が気に入った.二つベッドルーム,広めのリビングキッチンとバスルームに,小さな庭と地下ガレージ付き.これで家賃は週400ドル.当初予算よりやや高めだけれども,これ以上探して歩くのも大変なのでこの物件に決めることにした.
そして,入居してから3ヶ月が経ったけれども,この選択は結果的には正解だったと思う.若干日当たりに難があるけれど,セキュリティーも完備で,市の中心まで徒歩5分,市内最大の公園ハグレーパークまで2分,そしてエイボン川は目の前を流れるという立地.かなりの贅沢と言えるだろう.
一方,一戸建てというのは,庭の管理も自分でしっかりやらねばならず,意外に大変なものらしい.
後日談として,先日からこちらの大学に滞在することになったイギリス人教授が,
「家を探そうと思ったら家具付きがほとんど無くて驚いた」と言っていた.
どうやら僕の先入観はそれほど間違っていなかったみたいだけれど,イギリスとニュージーランド間でも常識が違うなんて世界は広い.
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