「南極物語」がキムタク主演でリメイクされるそうですね.
特にキムタクのファンではありませんが,南極が舞台のドラマ.楽しみです.
ただ,Webに「極寒の地・南極でのロケも検討」とありましたが,
現時点で決まっていなければロケは無理じゃないでしょうか.
南極への最終フライトは4月頭ですし,帰り便は既に輸送物資予定で一杯でしょうから.
ところで,こんなことはとても研究所では言えませんけど.
実は,僕は本家の「南極物語」を見たことがありません.
だから.どんな筋書きなのかもよく知りません.
(話題になる前に見ておかないとマズイかな)
ただ,僕の研究グループの初代の先生が第二次南極観測隊(それ以降も)に参加され,
カラフト犬係を担当されていたので,当時のお話しは聞いたことがあります.
(先生は吉田栄夫名誉教授です.僕は四代目にあたります)
前にお話を聞いたときには,
「犬を残してくるのは本当に心苦しかったけれど,実は生きてるんじゃないかと思ってた」
と仰っていました(たぶん).
二代目にあたる先生も犬係を担当されていたそうですが,
その先生が大事にしていた犬のお墓代わりのケルンが昭和基地近くに積んでありました.
その犬(ホセ)が昭和基地にいた最後のカラフト犬だったそうです.
今は南極に動植物を持ち込むことができませんので,犬は当然いません.
初期の南極観測に携わった先生達は,研究者としても一流ですが,
探検家として,そして人としても本当に凄い方々が多いです.
なかなか機会はありませんが,出来るだけ当時の話を聞かせて頂きたいと思っています.
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