題名だけ見て分かった人はかなりのアメリカ通でしょうか。それとも近年は日本でも少しずつ流行ってきているのでしょうか。
そう、ラマーズ法による出産時における呼吸法です。
実はアメリカ滞在中に長男が生まれるとあって、多くのアメリカ人に習って出産時に立ち会うことにしました。
当時、職場には日本人はいません。ママは英語が不自由なこともあって、紹介してもらった産婦人科医(obstetrician and gynaecologist)の診察には私がついて行き、通訳します。
いつだったか出産立会いの話が出てきたときに、二つ返事で「よろしくお願いします」と言いました。
配偶者が出産に立ち会うためにはChildbirth Classに参加することが条件になります。記憶違いかも知れませんが、数週間に渡ってトータル5回から6回くらい通ったような気がします。
その中で、妊娠期間が進むに連れて胎児がどう成長していくか、そしていわゆるX-Day、「お知らせ(破水)」があったらどうするか、実際の出産時には何をどうすればよいのかといった一連のことを学びます。
4、5組のカップルが集まり、車座になって座りますが、まるで映画に出てくるシーンのようです。そして先述した座学に加えて、痛むときに妊婦の腰をさすってあげる練習やら、出産時の痛みをやり過ごすための呼吸を"実習"します。
そう、表題はラマーズ法による呼吸です。たしか、こんな具合でした。
先生: はい、いいですか、「ヒー、ヒー、フー、ハ~」ですよ。はい、Nolanさんご夫婦、やってみてください~
ママと私(一緒に) :「ヒー、ヒー、フー、ハ~」
先生: はい、もっとしっかり呼吸を合わせて~ それでは皆さん、一緒に~
全員: 「ヒー、ヒー、フー、ハ~」
さすがスキンシップの国、アメリカ。カップルの親密度が違います。日本人の私は人前でやるのは気恥ずかしいのですが、アメリカ人夫婦は慣れたもの♪ そこまでやるかという位に顔を近づけて、手を取り、目と目を見つめ合って・・・・・・、「ヒー、ヒー、フー、ハ~」(笑)
でも、本番で本当に役立ちました。横から見ていて本当に苦しそうなんです。こればかりは女性にしか分からない痛みと苦しみなのでしょう。
練習で手を握っていたかどうかは覚えていませんが、「何とか無事な赤ちゃんを」とママの手を握って祈るように「ヒー、ヒー、フー、ハ~」を繰り返します。そして最後に無事に「オギャー」と生まれたときの喜びと安堵感は並大抵の経験ではありませんね。
さて、ラマーズ法の呼吸法の英語表現を調べると、例えば"hee hee hooooo"とありますね。私たちの時には"haaaaaah”も最後につけて習ったような気がします。
下の子どもたちは日本で生まれましたが、「アメリカで出産立会いを経験してきた」と伝えたら、先生や看護婦さんたちが喜んで「ぜひ」と立ち合わせてくれました。その病院でははじめての経験だったようです。
Breathing Techniques
Lamaze breathing techniques utilize several breathing patterns in order to encourage relaxation, according to Pregnancy-Period. Examples of breathing patterns include inhaling for five seconds, then breathing out for five seconds. Another option is the two short breaths, then one deep breath exercise that sounds like "hee hee hooooo." The last breath should be released through the mouth. These represent some of the Lamaze breathing exercises used during childbirth.
http://www.livestrong.com/article/225681-lamaze-breathing-techniques-to-use-during-labor/