よく通る帰り道。散歩から帰る時間には薄暗くなる。ユウが2歳の頃、たかだか数百mのこの道に散々苦労させられた。「ゆうびんさんがくる」と、前方に人影が見える度、ユウは足を止めて動かなくなる。そして、その見知らぬ人が横を通過するまで私にしがみついてじっと待ち、ようやく歩き出す。これを、人影が見える度に繰り返すのだ。ユウにとって見知らぬ怖い人=「郵便屋さん」らしく、家にくる配送員がその代表格。どんだけビビりなんだと呆れる半面、その想像力に感心したり。大人が歩いて15分の距離に、一時間以上かかっていたな。毎日。それが4歳になった今では、キックボードでどんどん先に行って、「ママおいていっちゃうよー!」なんて言ってるんだもん。子どもは変わるものだ。赤ずきんみたいな後ろ姿を追いかけながら、ふと思い出したあの頃。成長したね、ユウ。♪muminai♪ 続きを読む