「共著者のコメント待ち」と記事を書いた直後にばっちりコメントが帰ってきました.
まあ海外の研究者なのでこのブログを読んでるわけではないですが,ナイスタイミング!
という訳で,頂いたコメントを受けて原稿を修正し,投稿原稿が完成しました.
そして早速ウェブから投稿!
さて,今回の論文は自分で言うのもなんですが,なかなか完成度は高いと思ってます.
2本に分けようと思ってた内容を一本に絞り込みましたし,骨太な仕上がりです.
ただ,この論文の主張は,30年あまり僕の業界で信じられていた定説(懐かしい響きですね)を否定する内容を含んでいますので,無事に査読を通るかはかなり微妙です.
まあ,この論文の着想時点から「これを通すのは大変だろうなあ」と思っていましたので,
この分野の第一人者の先生(ANU)にも研究に加わってもらって足場を固めてきました.
(そのためにキャンベラに行きました)
さらには,運良く数値モデルのスペシャリストにも助けて貰って内容も増強されてます.
まあやれる事はやったと思いますので,あとは天命(査読)を待つのみ!
査読者には,このアイディアに強硬に反対するであろう研究者が入ってくるでしょう.
大体予想はついています(業界の方ならピンと来るスクリプスの女傑先生です).
ソコをどうやって凌ぐかが査読通過のポイントになるんではないかと考えています.
と戦略を考えていますが,査読に行く前にリジェクトされるというパターンもありえます.
実際,数年前に同じ雑誌に投稿したときは,僅か10時間でリジェクトされました.
その時は,なんとか夜中に投稿が終わって,「やった−」とお酒を飲みに行き.
朝起きてメールを見たらリジェクトされていました.
「アブストと結論を読んだけど,この論文はウチに相応しくないので,よそに出してね」
とのコメント.
ほとんど読まずにリジェクトか!
と頭に来ましたが,悔しいので推薦されたジャーナルには出さず,
同レベルくらいの別の雑誌に出しました.
まあ,やっぱり査読でずいぶん苦労しましたが,その後なんとか無事に出版されました.
さて今回はどうなることでしょうか..
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