久しぶりに友人に会った。彼女とはCamosun Collegeで知合ったのだが、私より通い始めたのが早かったのでコース情報などをいろいろ教えてもらっている。彼女は会計事務所で働いているのだが、そこの会計事務所から去年２人CAになったそうだ。
１人は中国からの留学生（現在ワークビザ所持）で、働きながら猛勉強したそうだ。もう１人はカナディアンだが、彼は２０１０年の年明けからｓickLeave(病欠）の名目で仕事を休んでUFE（Uniform Evaluation Test：国家試験）のための勉強に専念していたらしい。
友人いわく、受験勉強に専念していたカナディアンはともかく、働きながらUFEを一発合格した留学生の一番の勝因は若さ（２５歳）だと思うと言った。
確かに。
自分自身を振り返っても、２５歳の頃は体力も気力はもちろんのこと、理解力や吸収力も良く新しいことにもすぐに対応できた。仕事で毎日終電で帰っても次の日は普通に出勤できた。だが、それから２０年近く経った現在、体力、気力、理解力も全て衰えている。２５歳当時の私の吸収力をスポンジだとすると、今の私は金属たわしみたいなものだ。
友人はCamosunでBBAを取ったら次はCAを目指すつもりだったが、最近CAになることは断念したそうだ。その留学生を見て、今の自分はそこまで勉強する体力、気力も維持できないと悟ったらしい。そして彼女がCAをあきらめたもう１つの理由に、これから数年間全てを犠牲にして勉強して万が一CAになれたとしても、現在の自分の年齢を考えるとPay offできそうにないからというものだった。
実は彼女の職場の同僚（東欧からの移民で、自国では会計士だった）は上昇志向が高く、このままだらだら働くなんて耐えられない、自分もCAを目指すとUFEの前段階の試験に向けて勉強を始めたのだが、勉強を始めてしばらくすると（その同僚は私の友人より少し年齢が上）、ものすごく皺が増えてしまい鏡を見るたびに落ち込んでたらしい。そしていろいろ努力しても回復しなかったこともあってついに
例えCAになれてももうこの皺は取れないのよ～。私の肌はもう元に戻らない、手遅れなのよ～。o(；△；)o
と言って勉強を始めて半年程でCAになることをあきらめたそうだ。（友人は皺のくだりを聞いて思わず笑ってしまったそうだが、当人は真剣に悩んでいたらしい）
その留学生も勉強している間中、肌がぼろぼろになりとても痛々しかったそうだが、今はすっかり綺麗な肌に戻ったそうだ。（さすが、若いと回復が早い）
私はCAについては詳しくないのだが、友人の話を聞いているとCAになるのはCGAに比べると資格取得までが大変だなと思った。(CGAの方が働きながら取得しやすい印象だ。）
会計事務所にいると、たいていの人がいずれはCAやCGAにって雰囲気があるから、CAをあきらめるのはなかなか難しいんだけど、もう人生も折り返し地点に来ているから、時間との兼ね合いもあるし。今が引き際なんだと思う。
と友人は言っていた。
友人の話は他人事ではない。Hから期待されていることもあってCGAを目指しているわけだが、晴れてCGAになるまでこれから何年もかかる。タームが始まると課題やテストに追われて、平日の夜は元より週末もウサオと一緒にいる時間が少なくなる。ウサオは時々そのことを不満（そこまでしてCGAになってPay offできるのか）に思うらしい。私自身も前のタームでストレスがMAXになった時は、こんな思いをしてまでCGAを目指すのって本当に意味があるのか・・・と少し考えてしまった。
私もいつか引き際を考える日が来るかもしれない・・・・と、友人と話しながら思った休日だった。
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