先日車で遠乗りする機会がありました。といっても片道1時間40分ですが。
いつもは気がのるとNPRラジオなどでシャドーイングですが、今回は次のCDを使って発音Trainingです。
Jane Wellbornの「Accent Reduction Made Easy」という教材です。
思えばカリフォルニアに来た翌年くらいに買ったCD教材だと思います。3枚組みのCDでアメリカ英語の基本的な音をとても聞き取りやすい音声で紹介しています。
例えば日本人はLとRや、BとVの音の区別が不得手だったりしますが、その国ごとに不得手な音が違ったりするのも、この教材で納得したしだいです。
単元毎に先生が次のように言います。 この意識は大切だと思います。
Hear the difference, say the difference.
映画「King's Speech」ではありませんが、体全体を使ったTrainingも有効かも知れません。
特に日本人が犯しやすい過ち、カタカナ英語にならないように、子音と母音を切り離して少しでも明瞭に発音できるよう練習です。
今読んでいる、Alan Greenspanの「The Map and the Territory」で練習です。(まだまだお恥ずかしいのですが、Windowsをお使いの方はWindows Media Playerで再生できると思います)
https://sites.google.com/site/nolanshomepage/TheRootsOfCrisis.wav?attredirects=0&d=1
TVほどではありませんが、多少声を変えています(笑) Scriptは次のとおりです。
Three: The Roots of Crisis
The toxic securitized U.S. subprime mortgages were the immediate trigger of the financial crisis, but the origins of the crisis reach back to the aftermath of the Cold War.
また本来のスペルにない母音が入り込まないよう、Crisisが[Cr-u-aisis]になったり、triggerが[t-o-riger]にならないように注意しています。
逆に子音に気を取られてreachでは「ea」の長母音がうまく出ていませんね。
私は中学時代に発音記号はある程度覚えて、カタカナ英語にならないように注意してきましたが、やっぱり要所々々でカタカナ英語になってしまっていることに数年前気がつきました。(このあたりの話はまた書きますね)
この3~4年間は過去に染み付いたカタカナ英語の発音を「de-learning」している最中です。今から英語を狙う人はぜひphonicsをと私はいろいろな機会に言っていますが、これは私が遠回りしている苦い経験に基づいています。
本当は誰かNativeの先生について、フィードバックをかけてもらうのが最良だと思います。
さて、この「Accent Reduction Made Easy」をAmazonで調べてみましたが、絶版扱いですね。なんと中古の値段が4倍近くに跳ね上がっています。
http://www.amazon.com/Accent-Reduction-Made-Easy-Speaking/dp/1591253179/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1415232687&sr=8-1&keywords=accent+reduction+made+easy
似たようなものは多いと思うので、いろいろ探してみるのも面白いかも知れませんね。皆さんはどんな教材を使っていますか?