今朝の天気予報によると、ここ3日ほど降っていた
雨が止み、青空が見えるでしょう、とのこと。
で、夕方になってやっと見えた青空がこれ。
確かに青空。ちっぽけだけど(笑)
さて、天気予報とは裏腹に霧雨の降る中
乾癬・乾癬性関節炎のチェックアップへ
お昼休みをはさんで行って来た。
本当は8月に予約が入っていたのにすっかり忘れていて
2ヶ月遅れての診察。
乾癬が専門のトレイシーNPの
診察の前の看護婦との問診の際
レーザーの治療もしばらくしていないこともあり
寛解に近かった乾癬が再燃したことを伝えたせいか
トレイシーが診察室に入り椅子に座ったとたん
開口一番に発したのは
「ねえ、別の薬を試す気はない?」
だった。
え、バイオロジクス(生物学的製剤)をトライってこと?
思わず、口ごもる私。
今まで、メソトレキセートを服用していて
まあ効いていたし(関節炎の痛みは治まっているし、CRPも低い)
バイオロジクス生物学的薬剤はある副作用が心配で
避けたかったから。
すると、トレイシーが話し出したのは思いがけないことだった。
メソトレキセートを服用の際の副作用のひとつに
白血球の減少があるのだが
私はこの副作用がばっちり出て
今までの検査でもいつも低かったのだが
今回、事前に受けた検査ではかなり低いとのこと。
では、バイオロジクスの副作用は?
とそれが一番心配のことを聞いた。
実は、父は悪性リンパ腫で亡くなっていて
その病気も副作用のひとつなのだ。
すると、トレイシーは今のままでは
悪性リンパ腫よりも白血病になる方を
心配した方が良いという (( ;゚Д゚))
それに、バイオロジクスでも、TNF-αをブロックする
ヒュミラ、エンブレルやレミケードなどの薬ではなく
特定のたんぱく質をターゲットに出来る薬があり
それは、悪性リンパ腫になるリスクは
薬を服用していない人と変わらないし
他の副作用もあまりない、ということだった。
それを聞いて、ちょっと気持ちが傾いた。
その薬は、Stelara(ステラーラ)。
日本でも乾癬の治療に使われているみたい。
治療は注射によるもので、最初の2回は4週間おきで
その後は、12週おき。
ちょっと、これは自分用のメモになるが
今年になって経口薬のバイオロジクスがFDAに
認可された。名前はOtezla。
これも候補のひとつだったが、吐き気、下痢、うつなどの
副作用が出る確率が高いとのこと。
あと、MethotrexateのInjectionもあり
こちらの方が、Pillよりも効き目大とのこと。
でも、ステラーラが副作用が少なく一番効き目がありそう。
とりあえず、トレイシーのオフィスから
私の保険会社がカバーするか問い合わせてもらっている。
これは愚痴になるが、医療の現場で必要だと判断されても
保険会社にお伺いしないといけないのは
いつものことながら辟易する。
この治療代は1年で2万ドル(200万円)もかかるので
製薬会社からかなりの補助が出るとはいえ
保険でカバーしてもらえないと、手が出ないので
OKが出るといいけど。
もし、許可がでたら、今月中に注射を始めるかもしれない。
そうそう、トレイシーに、じゃあステラーラ、トライしようかな
と言ったところ、彼女はとても喜び
良かったー!これ、絶対あなたに良いと思う!
とハグしてくれた。
いつも思うけど、彼女は、本当に患者の立場になって
親身になってくれる。
彼女の患者で良かった、と今日も思った。
あ、これ書くのを忘れそうになった。
白血球のことを心配しなくていいことの他に
ステラーラに惹かれたもうひとつの理由がある。
それは、お酒が飲めること!(え?そこ?)
メソトレキセートを服用中は、アルコールは
できるだけ控えなければならないが
(私は1ヶ月に1回か2回位と決めている)
それが解禁になる!
うふふ(注: かあちゃんはアル中ではありません)。
もし、治療を受けることになったら
また報告します(って、知りたい人いるかな。。。)
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