入社してまずは受験料を会社負担で受験できる、会社の社内英検を利用しました。これをペースメーカーに勉強を続けました。
根が怠け者なので目標がないと何もしません。受験日が決まると仕事の忙しさにもよりますが、その2~3ヶ月前から準備を開始し、試験日にピークに持っていくようにしました。
当時の社内英語検定はTOEICを採用する前でした。その検定試験では1級から8級まであり、大学・大学院卒までは4級が取れないと3年間受け続ける必要がありました。
私は幸い、一発で4級をとりましたが、職場の先輩が2級を持っていて、羨ましくてしょうがありません。
海外駐在の推薦は3級以上とされていたと記憶しています。
社内英検の結果にはそれぞれの分野の評価がついてきます。私の場合、いつかは英検1級をという思いもあり、基礎からみっちりやろうと決心しました。
といっても「全日本怠け者選手権」なるものがあったらいつだって優勝候補の私です。特に当時は分厚い問題集や参考書は3日で投げ出しちゃいました。
大学受験の時だってそうでした。お情けで入れてもらいましたが、勉強量は恥ずかしい限りです。
がんばるさんの日記へのコメントに書きましたが、文法や英熟語などは、薄い問題集のほうがやり遂げたという実感が得られやすいので、日栄社の大学受験用のものを何冊か、繰り返しやっていた覚えがあります。
単語集は何を使ったか忘れてしまいましたが、単語カードに書き出してズボンのポケットに入れ、会社の休憩時間にこっそり復習していました。
熟語については高校時代から使っていたこの『奇跡の英熟語』を、受験のたびに何度も使いました。前置詞に関する感覚が掴めて来たのはこの本のおかげです。
あとアルクのカセットを使った教材、茅ヶ崎式などを使いました。Timeは定期購読していましたが、まともに読めるレベルになく、辞書を引き引き、やっと数ページ読むのがやっと。どんどん溜まっていきます。
松本先生の著作はほとんど全部持っていました。高いレベルの英語力を目指すためのモチベーションの維持につながりました。
単に言葉としての英語でなく、どれだけしっかりコミュニケートできるか。
英文科を卒業した伯父からもらった中津燎子の 『なんで英語やるの』にも影響を受けました。
詳しい点で記憶違いもあるでしょうが、先生の部屋の扉の前で、遠く奥にいる先生とは逆を向くように椅子を置き、それで英語を発音します。母音や子音が先生に少しでも聞き取れなければ、聞き取ってもらえるまで、延々とやり直し。
この学生時代の先生とのスパルタ特訓の様子は今でも思い起こします。
『級から段へ』は処分しなかったものの1冊です。 過去記事で書いた英語力の測定表が載っています。
コツコツと積み重ねていると
この定義で最低でも2段を獲ろうと目指していたので、その時その時の自分のレベルと2段のレベルを比較しながら、また一つ上の級・段に進むにはどうしたらよいのか勉強の進め方を考えていました。
2~3年で社内英検2級が取れましたが、英語を使う機会はアメリカから出張者が来た時ぐらいで、かなり限られていました。
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