通検2級は2次で撃沈、TOEICで900点越え 念願の英検1級に合格した後、独学で通検2級を目指しました。
2次までは何度か駒を進めましたが、結局2次で撃沈でした。英語力だけではない、知識の広さも求められ、エンジニアの私としてはかなり苦戦しました。
あと やはり通訳養成学校のトレーニングを受けていないときついと感じた点もありました。
松本道弘先生も書いていましたが、憧れの英検1級にはなったものの、通検1級どころか2級に受からないのです。『坂の上の雲』ではありませんが、英語道の山の頂は遥か彼方にありました。
ただ、通検2級に合格は出来ませんでしたが、けっして無駄にはなっていません。
以前書きましたが、一見成長していないと見える時でも、あとから思い起こすととても貴重な時間を過ごしていると思えることが少なからずあります。
この時の勉強はものすごく役に立っていると痛感しています。
シャドーイング/リピーティングといった通訳のトレーニングを垣間見ることが出来、いろいろ自分で発音トレーニングするようになりました。朝・夜に時間のあるときにBS/CSの英語ニュースをヘッドフォンで聞きながらのシャドーイングです。
私は1語遅れは全く疲れませんでしたが、2語、3語遅れのものはほとんど歯が立ちませんでした。プロの通訳者はすごい!
自分は英語にしてもほとんど独学で通してきましたが、通訳の勉強は、独学では無理だろうと今でも思います。いつか通訳の勉強をするときには、やはり専門学校に通おうと思います。
またライティングの方もだいぶ訓練しました。
この頃使ったと覚えているのは次の2冊です。他にもいろいろ使ったはずですが、これはこの期間を通して2~3回は繰り返しました。
そうこうしているうちに、会社がTOEICを採用しました。私は受験義務がありませんでしたが、お金を出してくれるというので、最低でも900点はと思い勉強しました。1998年でした。
またまた、ひたすら模擬試験を解きました。もちろん、アルクさんのものも使いました。
一方、文法・語法はTOEFL受験時代のBarron'sを使いました。
当時、日本の参考書や問題集は英検1級用もTOEICの900点以上を狙うものもだいぶ良くなっていました。それでも時として、回答と解説が曖昧で、どうしても納得できないことが少なからずありました。一方、このBarron'sの英語のものはとてもStraightforwardで信頼が置け、とても助かりました。
この練習問題をこなしていると、ETSの文法練習問題はほとんどOKでした。逆に日本の出版社のものは相変わらず正解と違うところがあって、それもどうして違うのか釈然としない点もありました。もちろんもし1回当たりせいぜい2~3題であり、絶対数が多いわけではありませんが。
目標にしていた900点を無事超えてめでたしめでたしです。当時はアルコムも知らなかったので、本当は満点を狙わなければいけないとは考えもしなかったのは失敗でした。
本当は満点を狙って再受験するべきなのでしょうが、英語講師となったり必要が生じるなった際まで待とうと思います。
TOEICは英語のレベルを測るにはとても良い試験なのですが、長文読解などで出題される文章の内容にはほとんど興味が持てず、苦痛ですらあります。また勉強したいという気になかなかなりません。
個人的には英検やTOEFL、(なくなったと思いますが)通検のようなアカデミックで、読み応えのある問題が好みです。
1998年の時の印象ですが、最近は変わってきたのでしょうかね?