おいらがまだ保育園に通いだしたころ位から
実家ではよく、おとんがテレビで怖い番組があれば
兄貴やおいらに観せていた。
もちろん、トイレに行けずおかんを起こして
付いて来てもらったものや。
金田一シリーズ。
あれ、めっちゃ怖かった・・・。
なんで、あんなテレビ観なあかんねんな。
そりゃそうさ、当時まだ4歳。眠たい盛り。
しかし、土曜夜9時に必ず
「次の日は寝て曜日(日曜日)」
と、くだらんギャグをいっては眠らせず特に怖い系の
放送があるとここぞとばかりに兄貴とおいらを座らせ
一緒にテレビを観ていたおとん。
おかんは
「あかんあかん。私は怖いの苦手やから。」
といって違う部屋へ行き本を読んでいた。
おいらもそこへ行きてー!と何度思った事やろう。
「おとん怖ないんか?」と聞くと
「こんなもん人が創った想像の話やんけ。怖ない。
一番怖いんは、本当にあった話じゃ。
例えば、OO24時とかあるやろ。あれはアカン。」
ちゅーことはあれかいな、OO24時とか観てる時
おいら達を恐怖に落としといて実は自分も怖かったんかい!
そんな事が小学校低学年まで続いていた。
小学校高学年になり都市伝説的なもんが流行りだし
怖い話を学校で聞いた時なんか皆少しビク気味で
下校をしたもんやった。
普段、いつもの道を1人か2人で帰っていたのに
嫌な話を月曜日に聞くとすると金曜日まで3〜4人で
なぜか帰っていた・・・。
そして、忘れる頃には違う話が浮上してくる。
どの経由でその話を入手してくるのか本当に分からんが
一番最初にそのネタをもらってきた人は凄いと思った。
結構その中でも”ドキッ”としたのが
「この電話番号にかけると和尚さんがOOの、は0にん
なんだって!」
と、いう結構怖い話やった。
電話番号を教えてもらうと、直ぐに家に帰る。
実家の電話は廊下にあり少し薄暗かった。
受話器とり電話番号を入れる。
「やめろ、やめるんだ!早く切れ〜〜〜!」
と自分自身との格闘。
「プルル、プルル、プルル、ガチャ。
00寺の和尚です。」
きたーーーーーーー!
その電話はテープで流れており怖系の話をしだし根気良く
最後まで聞くと
「その、は0にんは・・・わたしだーーーー!」
と、メッチャ怖〜!
急にいうなや!
漏らすとこやったやんけ!高学年にもなってアカンアカン!
そして、次の日学校でその話が持ち上がり下校時には
また、4〜5人と一緒に帰って行くのであった・・・。
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