昨晩から、カイシャ・クルトゥラル(Caixa Cultural)で、”TOM JOBIM – 20 ANOS DE SAUDADE(ジョビンがいない20年)”と題された、アントニオ・カルロス・ジョビン没後20年を記念したフリーコンサートが4晩に渡り開催されています。
昨晩、日中並んで無料入場券を入手した
JOJOSCOPEのジョーさんに誘っていただき、なんとパウラ・モレレンバウム&ジャックスモレレンバウムのライブに行ってきました!このご夫妻、坂本龍一とのコラボアルバム「カーザ」を一時、東京で毎日のように聞いていたこともあって、すごく期待して行きました。そして、期待を上回るすっばらしいショーでした!いやあ、こんなショーが、無料で見られるなんて、ブラジルいて良かった!
ちなみに、日中劇場前で配られた(1人2枚までで、30分で全80枚なくなったそうです)入場整理券を持った人が先着順に入る、という仕組みだったのですが、「セー近いしな」と余裕をかましていたら、なんと大渋滞に引っかかり、動かなくなってしまいました。やばい!と思った私は、運ちゃんの俺はこのまま動けないのに・・・というぼやきを無視して降車し、ブリガデイロ通りから走ることに・・・やっと着いたセー広場で、カイシャ・クルトゥラルはどっち?と聞いても、付近の店の人にさえ「知らない」と言われ続け・・・、あ!軍警察の集団だ、分かるはず!と、彼らの背後から息切らせて「すいませーん」と声かけたら、一番近い1人が銃抜きかけた!こえー。でもハンズアップの私の姿見たら苦笑いして、親切に教えてくれました。で、そこからまた猛ダッシュ・・・。
素敵なボサノバコンサートなのに、汗だくでぜいぜい言いながら到着しました。
週末は大丈夫ですかね?本日お出かけの方、気をつけて下さい。
なお、プログラムは下の通りでした。
Paula Morelenbaum (ヴォーカル), Jaques Morelenbaum (チェロ)
Marcelo Costa (パーカッション) e Lula Galvão (ギター)
曲目: Surfboard | Samba de uma nota só | Brigas nunca mais | Águas de março | O grande amor | Sabiá | Insensatez | Falando de amor | Vivo sonhando | Desafinado | Só tinha de ser com você | A felicidade | Gabriela | Chega de saudade | Outra vez | Retrato em branco e preto | O morro não tem vez | Ela é carioca | Água de beber | Amor em paz | Wave
最後は、パウラ嬢が「もうひとつのブラジル国歌」と呼ぶA Felicidadeを観客と合唱して終わりました。ブラジル人はもうあんまりボサノバ聞かないよー、なんて言われますが、さすがにここに来ていた人は、みんな歌えますね。
しかしこの「Tristeza nao tem fim, Felicidade sim (悲しみに終わりはないが、幸せにはある)」という切ない歌詞・・・「こんな繊細なことを書ける人がいる国は、素晴らしいに違いない」と惚れ込んで移住してきた友人の話を持ち出すまでもなく、いやいや、ブラジルの良さを感じた晩でした。
サイン入りCD自慢
しかも、終了後、ご夫婦と握手したり写真撮ってもらったり、CDにサインしてもらったりもできて、いやはや満喫しました。パウラさんなんて、私が日本人だと分かると「おつかれさま〜」と日本語で声をかけてくれましたよ。来週、日本へ行くんですって。
サンパウロのみなさんは、
こちらをチェックしてみては?
CAIXA CULTURAL, São Paulo | Praça da Sé, 111, São Paulo
www.caixa.gov.br/caixacultural
tel. (11) 3321-4400
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