中国での公園デビューの模様は、日本とは一味違う。
中国の公園のベンチやらで子どもとまったりしていると、
同じくらいの歳の子を連れた女性が気軽に話しかけてくる。
会話のはじまりは、こうだ。
「这个孩子是自己的吗?」
訳:
その子は自分の子?
中国に住んでいる日本人ママには馴染みの会話だが、
日本在住ママには驚きの第一声である。
…と、いうのも、
中国の都市部では、平日の昼間に子連れで公園にいる人は、
大半がアーイー(家政婦)か、じいちゃんばあちゃんなのだ。
母親は割と早いうちに仕事復帰するか、
仕事してなくても子守を他人に任せたりしている。
そんな子育て事情があるので、
自分の子を自分で子守し、家事もしているというだけで、
「えらいわね!」と褒められる。
ましてやアーイーを雇わず一人で二人の子を見ているなんて言うと、
「すごい!!」と驚かれる。
日本では当たり前すぎて誰もすごいなんて褒めないことだけど、
中国的にはスーパーマン扱いなのだ。
(日本で子育てしてるママさん、自信持って)
特に私が住んでいる古北区域では、
公園に子連れでたむろしているのはほとんどアーイー。
日本人の子連れママがそのコミュニティに入るのは、至極困難。
ていうか普通は入りたくもないと思うけど。
が、上海歴四年になるとなんか雰囲気がアレ~な感じになるのか、
最近公園でハルと遊んでいると、
「你是阿姨吗?」
あなたアーイーですか?と、言われる。
一人寄ってきて話しこんでいると、
また一人別のアーイーが近づいてきて、
そのアーイーのお友達が仲間に入ってきて、
一人増え、また一人増え・・・
と、気付いたら同じ年頃の子を連れたアーイーが、
私を取り囲んで10人近く。
話題はいつの間にか故郷のことや、
雇い主の愚痴やら、給料のことや、
私がやや入りにく~い感じになっていき、
わたしなにしとるの?
と、はっと我に返り、
そそくさーと去っていく(笑)
毎朝、同じ時間、同じ場所に同じ人がいるから、
いつの間にかじいちゃんばあちゃん、アーイーと顔なじみ。
こないだ急に雨が降ってきたら、
近所のアーイーが傘をくれて自分濡れたまま走って帰っていった。
世話好きでうっとうしいことも多いけど、
人情味あふれる中国的・公園デビュー。
お試しあれ♪
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