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まるで首脳会議な留学生活

こんにちは、コウダイです。世界各国先進国の首脳陣がフランスのノルマンディーに一同に集結して、各国のトップ達が連日に渡りミーティングを重ねております。

それにしても、驚いたのアメリカの軍事用語からつけられたD-Dayと呼ばれる、ノルマンディー上陸作戦記念日のイベントの規模で70周年という大きな区切りとはいえ、クイーンエリザベス女王をはじめ、各国の王族達や大統領、総理大臣が勢揃いしているとヨーロッパ諸国、西洋の国々がどこにどれほど重要度を持つ日と位置づけているのか?を示している事がわかります。

はるか70年前に壮絶な戦いが行われ多くの犠牲者を出した作戦で、国際連合軍がフランス一部を占領していたドイツ軍に対して200万人規模の最大総力をあげて戦闘に挑み、2ヶ月以上にも渡って繰り広げられたものです。

ナチスとして勢力を広げていたドイツは日本と同じく敗戦国であり、どのような気分で記念式に参加しているのか、何故だか気になって仕方がありません。しかし、日本には、多くの被害者を出し、戦争を直接終結に結びつけた広島・長崎の原爆の落とされた日があります。その日に、同じような式典を行い、世界各国の首脳が集まる事はないのでしょうか?

D-dayは平和式典というより軍事式典の印象が強く、軍隊が勢揃いしパフォーマンスをし、現役兵、退役兵をねぎらう軍事祭典のようで、保守や極右に傾く先進国達のこれから先の為の軍事会議の場に見えてしかたありません。



つい先日では、フランスは極右政党の国民戦線が首位政党を取り、アメリカの共和党を始め、移民がとめどなく溢れるヨーロッパ諸国には、祖国を移民達から守ろうという保守層の広がりが顕著にあらわれています。中立国のスイスでさえ、国民の過半数以上はこれ以上自分達の国に移民が増えるのを見たくないと感じているそうです。

驚く事に、ここ数年のヨーロッパ諸国への移民はうなぎのぼりであり、労働者としてイスラム圏の人たちやオイルマネーを利用してやってくる中東からの人たちが流れこむように増えています。

少子化対策には、移民受け入れが欠かせないという話は、最近の日本の移民政策でも話題になっていますが、古くから移民を受け入れているヨーロッパ諸国は、その政策が功を奏してか、移民人口がふくれあがり、今では街の4人に1人がイスラム系であるという事も珍しくありません。

フランスでは、フランス人の子供の出世率が1.8に対して、イスラム系は、8.1とおよそ、4倍近くに増えているそうです。フランスに限らず、ベルギスタンと呼ばれるようになった、ベルギーの首都ブルッセルでは、4年連続で赤ちゃんの名前トップランキングがモハメッドだそうです。つまり、イスラム系の子供がト出生新生児トップを占めているという事ですね。

移民が増え、その土地の経済や政治バランス、文化のバランスまでもが変化していくのが移民の国の特徴であり、まさに民主主義の特色が大きくあらわれます。

昔、イギリスから中国に香港返還されるとなった時に、大量の香港人がカナダの西海岸、バンクーバーに大挙しておしよせ、『ホンクーバー』というニックネームを付けられましたが、このように世界のバランスが変わってくる事は今の時代、当たり前になってきました。

町並みや建物の雰囲気は変わらずとも、人々は日々変化しており、20年前と10年前、そして、5年前ではその街が与える雰囲気は大きく異なります。

イスラム。というキーワードは、日本でも観光業界に重要な言葉となっており、礼拝をする場所やイスラム食を提供する日本旅館も増えてきているそうですね。

そして、今イスラムの国々は、石油が限りある枯渇資源と認識しており、オイルマネーのあるうちに、教育に力を入れ、多くの若者に海外留学を促進し、英語を身につけて帰ってくるように政策を行っております。

つまり、現在の英語圏の語学学校には、沢山の中東からの学生を見る事ができ、街にもイスラム系の学生達や居住者達も目立つようになってきています。

これを『アラブの石油王子達との出会いの場所!』とチャンスと捉える人と、『イスラムってなんか怖いなぁ』と思ってしまう人では、これからのグローバル世界を生き抜く力の差が歴然としてくるのだと思います。

もちろん人にもよりますが、イスラム系の人たちだって、同じ人間です。笑って、泣いて、遊んで、悩み、とても楽しくて学ぶべき事がある人達が沢山いるのです。最近では、こんなムスリムガールズ達も登場しているようです。



正直海外留学に出たら、自分では気づかないうちにパニックの連続に襲われています。私も昔、あんなに怖いホストマザーが何かの原因で涙をしているのを見て、『白人さんでも泣くんだ。』と、思った記憶があります。ハリウッド映画を見れば、泣いている外国人なんて山ほどいるし、人間なんだから当たり前です。しかし、頭の中では分かっていても、実際に体験するのでは、大きく違う感情を受けた事、はっきり覚えています。みんな、同じ人間です。一つ一つの壁を乗り越えて、是非世界で活躍できる日本人になれますよう、応援しております。

■ 移民を人種差別をするか、しないかそれは、国や政府ではなく、私達個人が決める事なのだと思います。英語を学ぶ目的も兼ね、まずは自分自身が海外に出て、移民のあるべき姿を学ぶのも良いかもしれませんね。笑


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