南極関係の気になるニュースがあったので,始めてクリッピングを使ってみます.
南極氷床の地下千メートルにニュートリノ観測所を作るとは.
さすがアメリカ.南極点でこんな大規模な計画を実行するなんて想像を超えてます.
下の図は,ネットで見つけた観測所の模式図です.
http://www.lbl.gov/Science-Articles/Archive/sabl/2006/Mar/07-IceCube.html
約2500 mの掘削抗を沢山掘って,それぞれに写真の観測モジュールを複数吊ったワイヤーを垂らしている様です.
氷床コア試料を採取するわけではないので,掘削は温水で進めたようですね.
ちなみに南極点にあるアムンゼン・スコット基地へは,沿岸のマクマード基地を経由して,直接航空機で向かうことが出来ます.
そしてマクマードへの起点はお馴染みのクライストチャーチで,所要時間は僅か5時間です.
シーズン中のマクマード・クライストチャーチ間のフライトは非常に頻繁なので,数週間だけ南極調査に行ってくるなんて事も可能なわけです.
この充実した輸送体制があってこそ,こんな大規模な研究計画が実行できたんでしょう.
この輸送体制は,1シーズンに「しらせ」の往復1便だけの日本とはずいぶん違いますね.
しかも,しらせの場合は往路に2週間,復路に至っては6週間もかかるので,南極までの時間距離にも大きな差があります.
特に帰路については色々政治的な要因によって時間を無駄にしているので,何とか解決してもらいたいものです.
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