みなさん、こんにちは。ブリスベン支店のRyoです。
先週はシドニーに行っていました。前回がスタッフの送別会
だった為、あまり長くは滞在できなかったのですが、3ヶ月
振りのシドニー滞在になりました。都市が変われば人も変わる
ということで、シドニーとブリスベンは同じオーストラリアで
ありながら、その趣は全然違います。テクノロジーやエンター
メントはシドニーが最先端をいっていると思うので、たまに
行くと色々なものを吸収することが出来ます。今回も楽しい
時間をすごすことが出来ました。
さて、私は先ほどまで高校留学サポートの一環で、日本で
いうところの二者面談に保護者代理として参加してきました。
一年の4分の1が終わった為、今年の高校三年生も受験に
向けて、色々な準備をしております。今回はクイーンズランド
州の大学受験に関して少しお話しようと思います。
最初に、「クイーンズランド州」と前置きしましたが、それには
理由があります。現在、オーストラリアの教育機関は州ごとに
管理されている為、細かい点が州ごとに変わってきます。
受験に関しても、州ごとに変わるため、今回はクイーンズランド
州のみに絞ってお話します。
クイーンズランド州には、日本のような「センター試験」といった
学力テストはありません。基本的には、高校二年生・三年生の
成績が大きな材料になります。高校では各学期、最低でも
5教科の「OP教科」と呼ばれる、受験に必要な強化を選択する
ことが出来ます。一年間は2学期ですので、4学期で延べ20の
OP教科を履修するのですが、その成績が加味されるのです。
実際は各学期で6-7教科履修することができるので、20以上
取った場合は、成績の良い20教科を数え、それ以外は除外
することも出来るようです。
これ以外に、10月ごろに行なわれるQCSテストの結果も関係
してきます。これは、全州で行なう試験ですが、学力テストでは
無く、その学生の表現力や洞察力などを測るものです。知識が
あればよい点数を取れるわけではなくので、各学校とも対策
に苦労しております。
さて、この二つの結果を元に、学生がOPスコアと呼ばれる
25段階の成績を受け取ります。大学はこのOPスコアを元に
入学の合否を判定します。必要なOPスコアは、大学とコース
内容によって変わりますが、コースの人気と定員によって
変わります。一般的には、定員の少ない理系のコースの方が
必要なOPスコアは高くなるようです。
これ以外にもOPは、在籍している学校のレベルや、クラス内
での学生の順位など、細かい要素があります。極論を言って
しまうと、進学する学校や選ぶ教科などである程度OPが
決まってしまうこともありますので、学校選びは慎重にしないと
いけません。優秀な学校を選べば良いというわけでもなく、
その学校で最下位とかになってしまうと、OPスコアも悪くなり
ます。難しいところですね。
高校留学の相談も受けつけておりますので、お気軽に
ご連絡ください。
Brisbane@ssaust.com.au (Ryo)