みなさん、こんにちは。ブリスベン支店のRyoです。
3月になって、めっきり涼しくなってしまったブリスベンです。
秋の訪れと共に天気も不安定になってしまったのか、晴れる
日と雨の日が交互に続いています。私はもちろん人間です
から、ソーラーで動いているわけではありませんが、雨の日に
なると、どうしても本調子とならないですね。
この間は、3月3日のひな祭りの日がありました。オースト
ラリアにはそんな風習は無いのですが、日本食料品店で
ひなあられが売っていたので、それを買ってスタッフの娘さん
にプレゼントをしました。少しでも日本の風習を知ってもらい
たいという気持ちもあるのですが、雛人形も無い世界です
ので、あられを食べる風習と勘違いされてしまうかもしれま
せん。
さて、ここ数年、オーストラリアの入国管理は厳しくなって
きており、学生ビザ発給に対しても厳しい審査をするように
なりました。学生ビザ発給に関しては色々な条件がついて
いるのですが、その中のひとつに「本当にオーストラリアに
勉強をしに来ているか」という証明を求めるというものが
あります。この条件を満たせなくて、結果的に学生ビザが
出ないという留学生がたくさんおり、日本人であっても
同様のケースが多くみられるようになりました。
さて、オーストラリアはなぜこの様なルールを作ったので
しょう。普通に読んでみると、留学は勉強のために来ている
わけですから、当たり前のことのように思えます。しかし、
留学をする目的を聞かれた際の回答が難しいのです。
学生ビザを却下されたお客様の話を聞くと、「将来的に
オーストラリアで就職したい」や「親戚がこちらにたくさん
住んでいるから留学したいと考えた」など、純粋に勉強が
目的とならないことを書いてしまい、それによって却下された
とのことでした。
「将来的にオーストラリアで就職したい」というのは、良い
目的とも思えるのですが、オーストラリアとしては、「移住
目的」で留学をされることを非常に警戒しているようです。
この「移住目的」というのは、留学で得た知識やスキル
よりも、永住権を申請できるという資格を目的とすると
いうことです。こうなってしまうと、せっかく留学をしても
ちゃんと勉強しなかったり、将来的に良い人材として
オーストラリアで活躍してくれないと考えられているよう
です。
しかし、オーストラリアとしても、有能な人材が移住して
もらえれば経済に貢献してもらえます。オーストラリアで
留学して得たスキルでしたら海外で得たスキルよりも即戦力
となると考えられています。留学した結果、オーストラリアで
就職の縁があり、それが元で結果的に移住をしたとなる
分には問題はないようです。
これからオーストラリア留学を考えられる方は、色々と目的
はあるようですが、留学当初はオーストラリアのみを
卒業後の活動先と考えず、グローバルに活躍するつもりで
留学されることをお勧めいたします。
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Brisbane@ssaust.com.au (Ryo)
