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コツコツと積み重ねていると~



前回、「開眼、開眼って、あんたいくつ目があるのよ~」という話をしました。その際、山登りと同じように「それでもコツコツと積み重ねていると、明らかに数年前とは違って成長している」ということを書きました。


今日はその続きです♪


私もこのブログ等で何回か書いたのですが、英語の勉強を真面目に始めた際に、松本道弘先生の著作に大きく傾倒しました。ほとんど全冊読んでいるはずです。



確か『私はこうして英語を学んだ』あるいは『級から段へ』という著作だったと思いますが、松本先生の英語道における級と段位の到達度をまとめた表がありました。(下記参考にリンクと情報を添付しました)


この頃の自己評価では、この測定表で2級くらいだったと思います。

その後、20年前にはアメリカ駐在のチャンスを得てTOEFL 600点を目指し(結果的には590点でしたが)、帰国後に英検1級とTOEIC 900点越えを目指しました。もう15年以上前のことでしょうか。


そして他の分野の勉強も必要になって、動機付けとして情報処理試験や中小企業診断士試験を受けるのに忙しく、純粋な英語としての勉強量はだいぶ落ちました。が、10年前に渡米し、国際コミュニケータとしての素養を上げ、さらにアメリカ人から見てストレスのないより自然なコミュニケーションが取れるよう、自己研鑽の毎日です。


こうしてこの測定表を眺めるのも英検1級に合格したころ以来でしょうか。まだまだ精進が必要ですが、2段、あるいはちょっと足りない位かなと思います。TIMEや原書をもっと気楽には読めるようになれと叱咤されている気がします。


亀の歩みのような成長ではありますが、それでも皆さんと同じように英検やTOEICを目標にしながら、コツコツ積み重ねてきたことが功を奏しているのは間違いありません。


今は何かの試験を受けるためではないのですが、幸いアメリカにいることもあり、英語を使っていて『勝った、負けた』を日常的に感じます。要は自分の英語でどれだけすんなりコミュニケート出来たか、あるいは出来なかったか。


松本先生風に言えば、『斬った、斬られた』でしょうか。


ここでふと思い当たったのですが、この自分の中における『勝った、負けた』あるいは『斬った、斬られた』という勝負がある意味ではとても刺激になっていて、「さらにうまくなりたい」という衝動に駆られているのかもしれません。


ご参考 下記リンクに測定表を記載しているのをみつけました。ちょっと見づらかったので加工させていただきましたが、級・段ごとの学習方法についての記載はとても有益なので、ぜひオリジナルにも当たっていただければと思います。

http://ijustat.com/gaikokugo/level-f.html
    
五級:外人の英語がさっぱりわからない白紙の状態。映画を見て聞き覚えのある英語に出くわすといたく感激する。外人が通るとハロウ、 バイバイと声をかける。意味もわからず、「アイムソーリー」を連発する。4級近くになるとFENや米英映画が5%ニュースが10%くらい理解できるように なる。四級:英会話同好会のようなサークルに飛び込む段階。FEN放送が平均10%は理解できる。米映画5%理解できる。日常英会話ならで きる。ハロー、ファイン、サンキュー時代。英会話に接しているだけで毎日が楽しくなる。しかし苦痛になればすぐに投げ出す危険性をはらんでいる。単語の数 さえふえれば、外人とコミュニケーションは問題ないと安易に考えやすいころ。外人がすべて同じ顔に見える。100人始めて100人とも残る。三級:青眼の外人をスターのようにあこがれる。外人らしい発音にあこがれる。ホームステイーなどに最もあこがれ、白人に囲まれるだけ で自然に英語が巧くなると感じている。日本人同士ならディスカッションもできるが外人との話はホワイ責めに会い肩が凝る。だんだん英会話の勉強が苦になっ ていく。欧米人の発想は理解できず日本的発想で話す英語が外人に通じないのに悩む。外人とコーヒーを飲んでも話す内容がなくクタクタになり、内臓を害す る。食事を共にするのはまだ早い。外人の顔にも違いがあることがわかり始めるが、不良外人か善良外人かという区別がつかない。

二級:英語道を歩む上で最も苦しい時期。人並みにできるという自信とそれでもなにか満たされず悩む。情緒不安定なころである。伸び悩 み現象が現われる。外人との会話に骨が折れる。英字新聞はキーワードさえひけばほとんど理解できる。タイム、ニューズウィークはまだ読めない。外人同士の 会話、映画俳優のしゃべる英語も理解できない。FEN、映画は30%ていど理解できる。商業英語検定試験Bクラスや英検二級は確実にパス。一級合格の確率 は50%。100人のうち25人残る。

一級:学生時代に数年海外生活の経験を済ませ帰国した当座の英語力。すぐに英語が錆びる。自信満々の時代、英語ペラペラ族となり会話 ができることとコミュニケートができることが同じだと盲信しがち。国際人だと錯覚する。同時通訳にあこがれる。商社や大手メーカーに身を投じ世界を舞台に 企業の先鋒となって働く。英語教育には関心を持たない。欧米人の発想がわからず彼らのジョークがまだわからない。外人は外人でまだ人間として見ることがで きない。従って外人と食事をするヨコメシではまだリラックスができず、消化によくない。

初段:迷いから目を覚ます。従来の自信に疑問を抱き始める。映画、FENの理解は60%以上。一流の英米雑誌が1分間に200 語~300語読める。簡単な通訳なら即席にできる。同時通訳も簡単なものならできる。スピーチコンテストのジャッジはつとまる。欧米のジョークにまだ抵抗 を感じる。タイム、ニューズウィークは速読はできない。英語でしゃべればしゃべるほど日本的な灰色思考を失いつつある自分に戦慄を覚え「甘え」が許されな い英語の恐ろしさを感じはじめる。ディベートのプラス面に気づき対決を恐れず真の異文化間コミュニケーションの必要性を感じはじめる。「破」の段階。


二段:技術的にも精神的にも安定し積極的に歩み始める。「離」の段階に進むには5~10年ぐらいはかかる。それを縮めようとすれば周 囲からも変人扱いされるであろう。FEN、映画のヒアリングが70%ぐらいは理解できる。外国でのテレビ、ラジオの英語のヒアリングはFENのそれより ぐっと落ちる。内容によってはほとんど理解できる。タイム、ニューズウィークは1分間で300~400語読める。ドラマ・コンテスト、ディベート・コンテ ストのジャッジがつとまる。インスタントスピーチができる。大手商社、金融機関に勤務する海外駐在員として外人との商談も十分務まる。

三段:世間から「英語バカ」「英語キチガイ」呼ばわりされなくなった。そう呼ばれても気にならない。(二段はまだ気になる)1分間に 400~600語読め欧米人の速度に近づく。異文化間コミュニケーターとして外人の前でも講演の依頼をうける。外人があなたの英語を褒めなくなる。初段や 二段程度の人々はまだ英語が褒められる。内容だけのコミュニケーションによる勝負の時代になるから、内容に関する反論は増える。





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