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人間中心設計を意識した子ども部屋作り

「子どもに合った子ども部屋を作る」というのは、

子どもの好きなキャラで装飾したり、
おもちゃや遊具を取り入れたり、

・・・と、本質的にはそういう意味ではない。



ユウは三歳を目前に控え、
そろそろ身辺自立のしつけに本腰を入れる時期。

親が根気強く子どもに働きかけることも大事だが、
「子どもが“自分でできる”空間」を作ることにも着目したい。

例えばお出かけの支度。



空間設計をするとき、
ここで子どもがどういった動きをするか想像してみて、
子どもの動きに合わせて相応しい道具を配置する。

ユウの場合は次の順で出かける用意をする。

1、上着を着る・帽子をかぶる
子ども用のコート掛けを玄関手前に用意する。
扉つきのクローゼットだと、
戸を開け、ハンガーから服を取り、また閉めると、
3ステップもできてしまい、
とにかく早く外に出たい子どもにはハードルが高い。

コート掛けならただモノを手に取り、
収納する時もひっかけるだけなので、
ワンステップの動作で終了する。

2、靴箱から靴をとる
靴の着脱をする場所に靴箱を置き、
自分で靴を取り、収納する癖をつける。

人間は、やりにくいものはすぐやらなくなるが、
やりやすく、覚えやすいものは習慣化しやすい。

3、靴を履く
二歳の子どもは、立った姿勢で靴の着脱を行うのが難しい。
日本の家屋なら段差のある玄関があるので、
腰かけた状態で靴の着脱ができるが、
中国の住宅にはそもそも玄関がない。

そこで、子ども用の椅子を用意する。
床に座って着脱するのはどうも行儀が悪く見えるので、
椅子に座って着脱する習慣をつけたいところ。



以上を考慮して、今まで我が家になかった

1の靴箱(鞋架)、
2のコート掛け(衣帽架)を淘宝で購入。

今まで親が用意しないと出掛ける準備ができなかったのが、
「出掛けるよ」というと、自分から準備できるようになった。
(ただ、上着を着るのは手伝わないとできない)

親に取りだしてもらわないといけない場所に、
子どものものを置かないこと。

いつでも取り出しやすい場所に置くこと。

自発的に行うことを、
アレコレ言わずに自然と促す空間設計。
しつけの第一歩はココなんじゃないかと思う。

その上で、娘の好きなキティちゃんを配置して、
やる気を出させるっていう小技をのせる(笑)

快適な住空間を目指そう。



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上海駐在員妻むーみんあいの記録

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自身も中国留学・駐在・バックパッカー経験有。破天荒な駐妻が中国の“B級生活”情報をお届け♪

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