今じゃ、当たり前のようにあるモバイル。
スマフォ、iPad 出てくる出てくる新機種。
駐在員前に長期出張者としてドイツへ渡り、初めて携帯を
駐在所から渡された時は感動ものやった。
ただ一つ気になったのは大きさ。
当時、おいらが日本で持っていたのはドコモ。
もちろんポケットにすんなり入る代物。
ドイツの場合。
デカイ。とてつもなくデカイ。
ジーパンのポケットにすんなり入るわけでもなく
しゃーない、手で持つしかあらへん。
良かった点は全ヨーロッパ、中近東、イスラエル、アフリカで
使えたこと。
そんときゃまだ日本の携帯は国内向けやったからね。
時代を感じるよ・・・。
電波が届かない時は右端にあるアンテナを伸ばし
電波を拾う。
テキスト機能なんざーない時代。
待ち受け画面って何?この携帯には何にもないよ。
そんな携帯を始めてもらってから行った出張がデンマーク。
車で行くとコペンハーゲンからフェリーを使う、若しくは
長い端を渡る場所が出張場所。
その時は、おいらはオランダで仕事の疲れがピークに
達しており、緊張の糸が切れていて歯痛。
代理店が一足先に出張所へ行っていたので車では行かず
飛行機の乗り継ぎ便を使う事になった。
乗り継ぎ便を待っているとまだ新品のおいらの携帯が
鳴った。
代理店からだった。
オランダ出張の後、直ぐにデンマークやったので
歯の治療がドイツで出来なかった。
そこで、オランダ滞在中デンマーク行きのチケットを
駐在所事務員が手配。オランダ出張終了後、事務員が
車でオランダまでおいらを迎えに。
そんでもってチケットを手に入れたのが夕方。
オランダ滞在最終日に歯に違和感を感じたおいら。
代理店へ直ぐ電話。「歯医者の予約!」
その事で代理店が電話をしてきた。
「大丈夫か?歯医者予約したから。最初は客か?
それとも歯医者か?」
おいら「客に顔合わせて速攻で歯医者。」
代「OK!」
憂鬱に浸りながら乗り継ぎ便に乗る時刻。
席を立ってチケットを取り出し、さー行こか・・・。
そして、ふっと気がついた。
無い!無いやんけ!今まで持ってた携帯が。
おー、我が携帯よ!どこへ行った〜!
辺りを探しまくるがどこにも落とした気配なし。
刻々と時間が迫る。
焦るな、焦るなよ。じっくり考えろ。ポンッ!
あそこだーーーーーー!
今まで座っていた所に戻るとあったよ!あるやんけ!
テーブルの上においらの携帯が!
ふー。と気が抜けて携帯を持とうとした瞬間。
ドンッ!
携帯を落とし、アンテナ部破損。
最悪の出張じゃーーーー。
と思ったら本当にそうなったのだった。
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