中学の卒業式で、生活指導の先生が短いスピーチをした。
本当に短くてびっくりしたのだが、以下の通りだ。
「感動とは感じて動くと書きます。感じて動く心を持った人に成って下さい。」
卒業して大分立っているのに覚えているのは、きっといいスピーチだったからだろう。
今日、感動する出来事があった。
Crisis Communication というクラスで、教授からコメントを貰った。
ほぼ毎授業、プレゼンとかプレス対応の練習で、私は新しいCEOの役で会社の問題に対する質疑応答を行い、それをビデオに撮影する。
日本語なら、まぁ人前で喋るのは苦でないが、英語ではボキャブラリーが少ないため大変である。
例えば
「その件につきましては、大変遺憾に思います。現時点ではその問題について調査中であるため、発言は控えさせて頂きます。」
のような言い回しを、どうやって適切な英語で言うのか?
例えばよく言われることだが「I am sorry」という言い回しを使うと、
「If you feel sorry, what will you do to make up for the clients?」
みたいな、厳しい質問が飛んでくる訳である。
例えば、品質管理に対する「報告」が100件ある。
というときに、この「報告」は「problem」よりも「issue」よりも「report」と使うほうが、マスコミに対する反応がいいわけである。
例えば、品質管理部の部長に対して
記者
We heard that your company had 100 quality issues. Do you think that your products are safety?
という質問に対し、どうやって答えるか?
Quality reports are not necessary related with safety issues.
Since We constantly focus on quality control, the 100 reports mean the 100 ways to improve our products. Our products are safe and will be safe in the future.
こんな言い回し、すぐに出て来ない訳である。
要点は
悪意のある(ボロを出したほうが大衆受けするため)質問に対し、どうやって顧客に良い印象を与えつつ、会社のよさをPRしつつ返すか?
ということである。
で、この教授が私の質疑応答に対して、励ますのが上手だったので、感動した訳である。
大変だとプレッシャーに感じることも多いが、その分頑張っているといいことがあるものである。