DON'T BE HATIN' by *GabeRios on deviantART 注 下記参照
人間は煩悩を持ついきものなので
自分が欲しいものを他の人が持っていたら
多かれ少なかれ羨ましいと思うんじゃないだろうか。
もちろん、私もその1人。
ただ、40歳を過ぎた今は
持っている人に対し、嫉妬という感情が湧くことも
たまにはあるけれど、どちらかというと
羨望とか憧れの気持ちが強くすぐに感服してしまうことが多くなった。
自分と他人との切り離しが上手になったからだと思う。
そんな私だが、小さい頃は
金髪の巻髪とか外国風の名前とかに非常に憧れていた。(あほ)
私の実家にはおしゃれなファッション雑誌などなかったので
ベルバラや少女漫画の影響だったと思う。
小学校の帰り道、1人の時は
いつも、もし私が外国のお嬢様だったら良かったのに。
それで名前はキャサリンがいいな、それともミッシェル?
何で私の名前はこんな古臭んだろう、と
石ころを蹴り蹴り家路に着いたものだ。
ちょっと成長して、10代、20代の頃は、
がっつり煩悩に振り回されていたと思う。
自分を周りと比べてばかりいたような気がする。
女子高に通っていた頃は、彼氏のいる友達が羨ましくて
何で私は彼氏ができないんだ!と思ったり、
20代になり、友達が海外で買ってきたバッグを見て
私も欲しい~、と思ったり、
ディスコ(古っ)にタダで入れてもらった、とか
聞くと、ずっるーい、と思ったり
思い出してみれば、きりがない。
二言目にはいいなあ、が口癖だったかも。
今の私はというえば、最初に書いたように
焦がれるほど他人が羨ましいと思うことはほとんどない。
足の長い友人を見れば、いいなあ、
あんなに長い足だと洋服着るのが楽しいだろうなあ、とか
(仲のいい友人は背が180cm近くあるが、私との身長差は
すべて足の長さにあるじゃないんだろうかと常々思っている)、
天才的に頭の良い人の話を聞けば
私もあんなに頭が良ければ、色々なことを
ぱっとすぐ理解できて、絶対楽しいよなあ、とか、
シーザー・ミラン(ドッグ・トレイナー)をテレビで見れば
私もあんな風に犬を理解できれば
うちの犬達もこんなあほには育たなかったよなあ、とか
まるっきり現実的ではないないものねだりが多い。
というか、ないものねだりまで感情が昇華しない?
そりゃあ、息子の友達の家にはインドア・プールがあるとか
いとこの子供は東大へ入ったとか
誰々の知り合いは50歳でリタイアして悠々自適の生活をしている
とか聞くと、へえ、いいなあ、と思い
旦那に教えてあげたりする。
そして、君はなんでそんなに人が持っているものが気になるんだ?
と言われるはめになる。なるんだけれど、
実は、こういうものに対しては、旦那にそんな風に言われるほど
気になるわけじゃない。ほんと。
最初に書いたように、自分は自分、ヒトはヒト
というふうに切り離して考えられるようになったから。
それに、全てを手に入れているかのように見える人にも
周りにはわからない苦悩を抱えているかもしれないのだ。
まあ、ちょっとオトナになったのかもね。
といいつつ、実は就寝時、なかなか眠りが訪れないときに
やるのが、「ないものねだり」が実際叶ったらどうなる、
という脳内ひとり遊び。
例えば、豪邸を建てるとしたら、とか
もしホワイトハウスに出入りができたらとか。
空想癖のある私は、ディテールを色々考えるのが得意で
そういうことを延々と考えていると
いつのまにか眠りに落ちている。
まあ、私の「ないものねだり」は飼いならされてしまったのかもね。
Don't Be Hatin'
スラング。Don't Be Jealousに近い意味。
「誰かが君の欲しいものを持っているからといって、
その人を悪く思うなよ」みたいな感じ。
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