みなさん、こんにちは。ブリスベン支店のRyoです。
ブリスベンは、ずいぶん暖かくなってきたような気がします。
最高気温も、いつの間にか26度を超える日が続き、朝夕も
冷え込みが少なくなってきました。もう春かな・・・と思う
のですが、カレンダーをよくよく見ればまだ8月、日本で
いうと2月になります。暖かくなれば過ごし易いのですが、
もしかすると、日本で言うところの寒の戻りがあるかもしれ
ません。
さて、先日、オーストラリアの連邦総選挙が9月に行なわれる
と発表されました。日本で言うと衆議院の解散総選挙にあたり
ます。それ以降、テレビを見れば政治家のCMが盛んに
流れるようになりました。日本で流れるCMのように、政策を
掲げてスローガンを発表する程度ならば良いのですが、
どちらかというと、相手の政策の揚げ足を取ったり、相手が
当選すると世の中が悪くなるようなことを言ったりしている
CMが多い為、何となく暗い気持ちになります。こういうのを
見て育つ子供は、どうなってしまうのでしょう?
それはさて置き、オーストラリアでは投票は国民の権利だけ
では無く、義務になります。選挙があると、国民は必ず
投票しないといけません。当日に投票できない場合は、期日
前投票のシステムが充実している為、必ず投票できるように
なっています。おかげで投票率も95%を超えるという話しを
聞いたことがあります。日本では50%をきることが普通な
ようですので、それだけ国民が政治に興味を持っているという
ことなのかもしれません。しかし、これには裏があり、投票を
しなかった場合は、罰金を払わないといけない制度になって
いるそうです。日本でも、この制度を取り入れれば、投票率は
上がるかもしれませんし、税収も増えるかもしれません。
オーストラリアの選挙制度は、誰かに一票入れるというよりは
当選してもらいたい順番を記入すると言う方式になっています。
最初に、票数を確認し、その段階で過半数に達した候補が
居なかった場合、最下位の人の落選が決まり、その人に入れた
人の票はすべて第二希望に行きます。こうやって、誰かが
過半数の票を得るまで繰り返します。結果的には当選した
候補者は過半数の人に支持されたということなりますから、
民主主義の原則に基づいていると言えます。その代わり、
当選確定まで時間がかかり、場合によっては一週間かかること
もあるそうです。
オーストラリアも、日本と同じように選挙当日は選挙速報の
特番がたくさん流れます。留学生には、選挙権はありませんが、
政府が変われば政策が変わるので、結果は非常に重要です。
この時期オーストラリアに居る方は、ぜひ選挙の結果を見守り
ましょう。
ブリスベン留学へのお問い合わせはこちらから。
Brisbane@ssaust.com.au (Ryo)