このブログの中で少しふれているが、
私には尋常性乾癬と乾癬性関節症(または、関節性乾癬)という持病がある。
英語名は、それぞれPsoriasis、Psoriatic arthritis という。
Pから始まるが、ソライアシス、ソリアティック・アスライティスと発音する。
もう、かれこれ20数年この病気とつきあっている。
これから、とびとびになるが、何回かに分けて
この病気について書いていきたい。
あまり知られていない病気なので、1人でも多くの人に
知って頂けたらと思う。
この乾癬という病気は日本ではあまり見られない。
インターネットで調べた限り、人口の0.05~0.1%の割合。
白人ではもっと多く、2%程度。
この病気は以前は皮膚病として扱われてきたが
近年は自己免疫疾患として認定され、
アメリカでは政府からのリサーチへの補助額が増えた。
もっとも、現在でも皮膚病と解釈している医学系のウェブサイトは
まだ多く存在する。
この完治の難しい病気の要因は、はっきりわかっていないが、
遺伝的要素や食生活、ストレスなど色々考えられている。
また、“カンセン”という病名や、皮膚に症状がでることから、
感染性の病気と勘違いされやすい病気である
(乾癬はうつりません)。
よって、それらの症状を気にし、
夏場でも長袖、長ズボンという方は多いのではないか
(私も以前はそうだった)。
私は使用していないが、ここ数年、
免疫疾患への化学生薬(biologics)の研究が進み、
製薬会社のTVコマーシャルも飛躍的に増えた。
この薬は、リウマチやクローン病にも効くものもあり、
(これらは、全て免疫系疾患である)
それぞれの患者を対象にコマーシャルが打たれているので、
アメリカ在住の方はご覧になった方もいるのではないか。
ちなみに、コマーシャルされている、それらの名称は、
Enbrel、Humira、Stelaraである。
最近ブリティッシュ・オープンで優勝したプロゴルファーの
Phil Mickelson(フィル・ミケルソン)や
アメリカズ・トップモデルという番組に出演し、
モデルになったCariDee English(キャリーディー・イングリッシュ)らが
患者として支持、コマーシャルに出演している。
先に述べてように、私はbiologicsの投与はしていないが、
このようなコマーシャルによって、
認知度が少しでも高くなればいいな、と思っている。
興味のある方は、下のコマーシャルをどうぞ。
今日は、さらっと概要っぽいことを書いたが、
次は私の実際の体験等を交え、症状などについて
書こうと思う。
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