アメリカで働くようになって、13年になる。
今の会社には8年半。
日本で働いたのは5年だけなので、
こちらでの方が全然長い。
もし、何かのはずみ(?)で日本で働くことになったら、
たぶん、カルチャーショックを受けるだろうと思う。
しきたりとか、暗黙の了解とか、行間を読む、とか。
まあ、向こうも、日本生まれの日本育ちの私が、
そんなこともわからないのか、と呆れるだろうけれど。
そんな私だが、自分では性格的には
アメリカナイズされていないと思っているし、
実際、久しぶりに会った日本人の友人にも、
「アメリカずれ」してないと言われた。
確かに、自分でも「アメリカで暮らし、働く」
という気負いはないし、肩ひじも張っていない。
でも、これは今だから言えること。
アメリカで大学に通っていた頃は、
昨日のブログにも書いた通り、
居場所を見つけようと必死で、肩ひじも思い切り張っていた。
英語に自信がなかったので、そのことで
アメリカ人に対する劣等感もあり、
早く、同じ土俵に立ちたかった。
今は、年の功というか、こちらの生活も長くなり、
慣れたというか、私は私、というスタンスになった。
ただ、アメリカで長く働くことにより、
働き方は、アメリカナイズされたように思う。
YES/NOをはっきりし、理由を簡潔に述べる。
仕事でのメールも、必要なことのみをストレートに伝える。
先輩、後輩もなく、一緒に働く者として
お互いに敬意を払う。
これは、もう当たり前になってしまっている。
今日、友人とも話していたのだが、
日本人のよく使う「善処します」というフレーズがあるが、
もし、そう対応されたら、
つい、「善処って、具体的に何をするんですか?」
とか聞いてしまうような気がする。
言っておくけれども、私は、基本的には
ぐじぐじ悩む、ファジーなタイプの人間である。
いわゆるヘタレ。
環境とは、こういう人間をも飼いならしてしまうらしい。
とはいっても、職場ではアメリカナイズされても、
心はいつまでも日本人でありたい私です。
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