アフリカで大切な些細なこと

僕自身2冊目の書籍を出版させていただきました！
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金城拓真著「世界へはみ出す」

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おはようございます。

今回、アフリカに戻ってきて最初の仕事はうちのスタッフの見舞いに行くことでした。

彼の名前はファビアン。

ファビアンはスラムの出身で、うちに勤めるようになって1年半くらいです。

その彼が、業務中に事故にあってしまい、足を10針ほど縫う大怪我をしてしまいました。

うちの会社には全く落ち度がなく、相手方の保険でファビアンの治療費は全額支払われたのですが、1週間ほどファビアンは仕事を休まないといけなくなりました。

その休んでいる最中に僕がアフリカに戻ったので、お見舞いに向かったという感じです。

お見舞いに行くと、ファビアンの家の周りにちょっとした人だかりができています。

僕がお見舞いにくるというので、近所の人たちが野次馬で見にきたそう。

その人だかりの中心にいるファビアンはなぜか誇らしげ。

そして僕が現れるとこれ見よがしに周りに自慢しています。

雇い主がお見舞いに来ると言うのは、スラムで暮らす彼らにとって大きな出来事だったのでしょう。

ファビアンの顔を立てることもでき、幸い傷の治りも早かったようですので、いいお見舞いでした。

きっと、アフリカでビジネスを続けていくにはこう言ったことの積み重ねが大切なんだと思います。

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