昨日の私の話に引き続き、今度は弟の武勇伝を。
私には弟が2人いて、これは、すぐ下の二つ違いの弟に起こったこと。
当の本人によると、彼自身うろ覚えらしいが、
多分弟が大学4年生の頃。
私は、確か、既に就職して東京で自活していたので、
この話は後で聞いた、と記憶している。
当時、弟は離れにある部屋に住んでいた。
離れといっても、水道が通っていないので、
ただ寝るだけの場所。
食事、トイレや風呂は母屋で。
その日、夜遅く外出先から帰ると、まず自分の部屋で荷物を降ろし、
さて、お風呂に入るか、と母屋の玄関から入ろうとすると、
引き戸がわずかに開いている。
今から思えば、信じられないけど、
私たちが小さかったころは、実家のあたりは
まだ田舎で、夏など、戸を開けっ放しで寝ていたほど。
そんな、ゆるゆるの戸締りの名残もあって、
弟が大学生になった頃も、
弟が帰ってくるまでは玄関の鍵はかけていなかった。
話を戻すが、
弟は、あれ?とは思ったものの、
ちゃんと閉めなかったのかな、と思いつつ引き戸を開けると、
そこには、
見知らぬ男が、玄関から上がってすぐの廊下から
居間とを仕切っている障子を
まさに開けようとしていた!!
(私は、中腰の中年男が指を障子と障子の間にはさんでいる様子が、
見てもいないのに、記憶みたいに鮮やかに思い浮ぶ。笑)
凍りつく2人の男。
その一瞬の隙をつき、
弟の横をすり抜け、逃げる泥棒!
弟は、思わず、
こらーーーーー!
と泥棒の後を追いかけたらしい。
つっかけを履いた足で。笑
そのせいかどうか、泥棒にはまんまと逃げられた。
その後、警察へ通報し、警官がやってきたが、
泥棒の後は追わないように、と叱られたそうだ。
武器を持っていたら危ない由。
でも、すごいタイミング。
思い切り、アドレナリンが駆け巡ったんだろうなあ。
何も盗られなかったし、弟にも怪我はなかったので、
とりあえず、彼のお手柄。
私だったら、どうしたかな。腰ぬかしたかも。笑
私の武勇伝から比べたら、もっとリアル。
本物の泥棒が目の前にいるんだもの。
これも、かなり昔の話ですが、
弟の武勇伝でした。
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