Source: thedailymuse.com via Family Foundations on Pinterest
女性、特に家庭を持つ女性にとって、
日本と比べた場合、アメリカでの方が働き易いかは私にはわからない。
日本でOLをしていたのは、独身の時5年間と、結婚し出産するまでの短い期間だけなので、
経験として比べられない。
が、家庭を持つ者として、アメリカで働いていて、
ああ、ありがたいと思ったことは多々ある。
再婚してから授かった息子は幼いころ喘息気味で、
毎月のように風邪をひいては中耳炎や気管支炎を併発していた。
私も旦那もフルタイムで働いていたので、彼は毎日託児所へ預けざるを得ない。
で、預けている間に熱が出ると、迎えに来てくださいと電話がかかってくる。
もちろん夜のうちに熱が出たこともしょっちゅう。
風邪気味の時は、託児所に連れて行くのに罪悪感を感じながらも、
仕事場で、熱出すなよ~、
とよく念を託児所にいる息子に飛ばしていたものだ。
娘は健康そのものだったが、急に病気になり、
学校から呼び出しがかかったこともある。
日本で家族が近くに住んでいれば、頼れることも出来るが、
こっちではそうもいかない。旦那の家族や親戚もみんな働いていたし、
第一一番近くに住む彼の叔母の家は車で二時間以上離れている。
そんな時は、どうするか?
私が仕事を早退、または、欠勤するのである
(私は家から仕事場まで30分の距離だったが、旦那は1時間以上離れていたので)。
ただ、私の仕事は、会社のネットワークにアクセスし、
オンラインである程度出来るので、家で働かせてもらうことがよくあった。
もちろん、有給をとらずして。
これは、本当に助かった。
家で子供の世話をしながら仕事ができるなんて、恵まれている。
子供たちは成長し、病気になる回数がかなり減ったが、それでも、
小児科での健康診断や、歯の矯正のアポイントメントなど、常に盛りだくさん。
学校関係でも面談など色々ある。
こういう場合はどうするか。
ただ単に仕事を抜けるのである。
まあ、多分、これはサラリーだからできるのだろう。
一年の給料が決まっているので、残業をいくらしようが、
手当てはでないのと一緒で、たまに、2時間抜けてもおとがめなし。
もちろん、マネージャーの許可がいるけど。
ちなみに、今の私のマネージャーは女性で、5人の子持ち。
彼女も当然家族が仕事より大切と言い切るひと。
結局は、
①家族の方が仕事よりも大事。
私の職場での経験では、これが常に根底にあって、
みんなそれに基づいて行動し、配慮している。
②やるべきことをやっていれば、誰も文句は言わない。
2時間抜けたことによって、終わらなかった仕事は、
2時間のエクストラを働いて片付ければいいだけ。
こんな感じで、なんとか今までやってきた。
世の中の働くかあちゃん達(とうちゃん達も)、がんばろうね。
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