≪小学校2年 1学期 国語宿題
今週児童は詩について学習し、「風」 という題材の詩を授業で学びました。また、詩の頭韻法についても学びました。
宿題:「ポピー」、「秋」、「風」のうち1つ題材を選び8行の詩を書きましょう。来週の授業でその詩を発表します。≫
金曜日に持って帰ってきた小学2年の娘の宿題は上記のような内容でした。英語の本もすらすら読めるレベルではないのにいきなり「詩」を書く??! それも小学校2年生で?! などと驚きながらこのイギリス風な宿題に私もチャレンジしてみようと硬くなった頭をフル回転させてみました。
学校の教科書も参考書もない中私が頼れるのはグーグル検索のみです。「Year 2 poem」「Year 2 poetry」「poetry children uk」と検索してみると予想外にヒットするのです。やはりイギリスで「詩」を通して語学を学ぶのは普通のことなのでしょうか...。
余談ですがイギリスでは11月11日は「Remembrance Day」(リメンバランスデー)という第1次・第2次世界大戦の戦没者追悼記念日でした。11月に入ると人々は赤いポピーのブローチを胸に飾り、国のために戦った兵士への想い、平和の願いの気持ちを込め第1次世界大戦の休戦協定が発行された1918年11月11日午前11時の同時刻には2分間の黙とうをささげます。この日のシンボルとなっているポピー(ケシの花)は第1次世界大戦中荒れ果てた戦場跡に一面に咲いた花がこの真っ赤なケシの花でそれはまるで戦死した兵士たちが流した血のようだったそうです。これは有名な「In Flanders Fields」という詩であらわされています。
娘の宿題のお題を見て「きっとこのリメンバランスデーを絡めて詩をつくると先生が求めている詩になるはず!」と思い私も1詩創ってみました。ところが娘に見せると駄目だしされ驚くことに彼女は淡々と詩を創り上げたのです! もちろん模範解答ではないでしょう。組み込んだ単語もあまりにもシンプルでしょぉ。しかしそのシンプルさに自分の持っていない発想があり、授業で習ってきたであろう詩のリズム感もあり、イギリスの授業の奥深さに感心しました。
11月秋の頭の柔軟体操に是非みなさんも1詩詠んでみてはいかがでしょうか★
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