今日は、カナダ、アメリカではRemembrance Dayのため祝日です。
Remembrance Dayは、世界第一次、第二次世界大戦の戦没者を追悼する日で、日本でいえば終戦記念日にあたります。
Remembrance Day前になると、戦没者に対する募金活動に参加した証として、街中にポピーの花のバッチが配られます。
これは日本でいう「赤い羽根共同募金」のようなもので、11月には多くのカナダ人が胸元にポピーのバッチを身に着けます。
なぜ赤いポピーのブローチなのかと言うと、第一世界対戦の戦地となったフランダース地方の草原に、戦地地でもポピーの花だけが一面に咲いたという情景にちなんだそうです。
そして、Remembrance Dayの日には、必ず日本人がアメリカのパールハーバーを侵略した非道な行為がニュースで報道されます。
これは日本の広島原爆記念日と長崎原爆記念日と同じ様に、永遠に取り正されるのです。
私は留学生の時、ホームステイ先で家族と一緒にこのニュースを観て、いたたまれない居心地の悪さを感じました。
おそらく当社の学生たちも同じ思いをする日でしょう。
私の息子でさえ、この日には「日本人は昔、酷いことをしたんだね。」と私に問います。
多くの日系カナダ人たちは、カナダ人の証として、ヨーロッパ戦線に派遣されたのだそうです。
そして10万人もの方々が戦争で命を失いました。
1932年になって、やっと日系人の手によって、彼らの霊を慰めるために「日系カナダ人戦争記念碑」がスタンレーパーク内にひっそりと建てられています。
私は今、カナダは私の第二のふるさとだと思っています。
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