ここはプトラLRTのTAMAN MELATI駅
終点TERMINAL PYTRA駅の一駅手前の駅
駅前には、、う~ん、何もありません。
赤提灯も焼き鳥屋も・・・・・
高架を走るLRTの窓からはコンドミニアムがいっぱい見えたのでその方向に行ってみることにしました。
駅の周辺には客待ちのタクシーがいっぱい。
駅前からコンドミニアム方向へはこんな屋根付きの歩道が延々と続いています。
日射しが強いマレーシア
突然のスコールが困るマレーシア
誰も傘なんか持ち歩かないからこれは有難いですが、こんなに長い距離の歩道に屋根付きというのは珍しいですね。
しばらく行くと大きなコンドミニアムが見えてきました。
駅からここまで徒歩10分というところ。
大きい。
近くで見るとコンドミニアム群のスケールの大きさに驚かされます。
ざっと見ただけでも10棟以上あるでしょうか。
屋根付き歩道はコンドミニアムに続いていませんね。
全体としてとてもよく整備されてとてもいい環境です。
MELATI UTAMAというのはこのあたりの地名ですかね。
周辺の道路にはタクシーがいっぱい止まっています。
歩道の木陰のベンチにタクシードライバーが屯しています。
日中は人の動きがなさそうですが、通勤時間帯などにはタクシーの需要が多いんでしょうかね。
コンドミアムとコンドミニアムの間の道に入って行ってみました。
コンドミニアムのゲートやコンドミニアムの角などに、PV3とかPV5という表示があります。
これはコンドミニアムの名前というか、識別するためのもののようです。
外観はとてもしっかりした作りのコンドミニアムですね。
最近建てられるコンドミニアムは殆どベランダなしですが、ここはベランダもちゃんとあります。
こちらのBという表示があるコンドミニアムは建てられたばかり。
現在はメインゲートなどの共有部分の工事が行われていました。
これはこのエリアでは特別家賃が高いそうです。
「ハロー、ここに住んでいるんですか」
小さな女の子を連れたおじさんに声をかけました。
「おう、そうだよ」
「いいところですね。家賃はどれくらいですか」
「4ベットルーム、家具付きだとRM2300だな。家具なしはもっと安いよ」
「4ベットルーム!」
「この近くに大学があるからね。学生がシェアして借りられるように4ベットルームのユニットが多いんだ。見たいか? 俺のところを見せてやるよ」
「おお! ありがとうございます、是非お願いします」
お名前はRIAZさんというそうです。
こちらがRIAZさんがお住まいのPV3
PV3には同じようなコンドミニアムが4棟
このPV3コンドミニアムの裏手は大きな商店街になっていました。
RIAZさんはこのC棟にお住まいです。
各棟の入口にはセキュリティが座っていて出入りする人をチェックしています。
「学生はうるさくないですか」
皆静かで夜中に騒いだりということはないそうです。
こちらは人が住んでいるものの建って間もないコンドミニアムのようでした。
そんなわけでお宅を見せていただくことになりました。
この方は、RIAZさんとおっしゃいましてエジプト人だそうです。
奥さんはタイ人でIBMにお勤めだそうで今日は出勤。
小さな女の子はお子さんで、DINIちゃんといって3歳だそうです。
リビングです。
ここに親子3人楽しく暮らしているのかと思ったら、何と学生の下宿人が3人いるそうです。
「学生が3人?」
「そうだよ、中国人が3人。一人一部屋で1ヶ月RM300貰ってる。今皆チャイニーズニューイヤーで中国に帰ってるよ」
一人RM300は安いですね。
家賃RM2300として、下宿人からのあがりがRM900
自分の負担はRM1400か・・・・・・
下宿人置いてもいいという方には家賃を低く抑えるいい方法だといえばいい方法ですが、RIAZさんのように大らかな人でないと難しいですね。
エジプトか、、
エジプトはいいなあ・・・中国から遠くて・・・
石油が出たって「サハラ砂漠は中国の領土」と言われることはないだろし・・・
分からんけど・・・・
ここは学生が多い街
少なからず学生に依存している部分もあるようですね。
なるほどタクシーも多いわけだ。
駅までの屋根がある歩道も大学が通学する学生のために作ったんですね。
キッチン
下宿人も使うんでしょうね。
「ここが俺たちの部屋だよ。シャワー、トイレも付いてる」
床のマットにはDINIちゃんが寝るんですね。
この部屋の入り口には大きな錠前が付いていました。
ベランダからの眺め。
ここは4階なので眺めはさほど良くはありませんが、ツインタワーとKLタワーが見えました。
赤い屋根は学校だそうで、その先に大学があるんだそうです。
目の前の3階建ての建物にはレストランやいろいろなショップがはいっています。
「あそこでレストランやってるんだ」
ほう、レストランの経営者か。
「ところでビザはMM2Hか?」
「はい、そうです」
「そうか、good!」
RIAZさんは傍らからipadを持ってMM2H関係のページを表示して見せてくれました。
エジプト人MM2Hエージェントもやっているようです。
ベランダから隣の棟を見たところ。
「PV5に俺の事務所があるんだ。今からそこに行くから一緒に行くかい」
「はい、お願いします」
そんなわけでPV5コンドミニアムの中に入れることになりました。
RIAZさんがお住まいのPV3コンドミニアムを出てすぐの様子
正面突き当りは学校です。
こちらはPV5の真向かいにあるショップ
なんとなくクラブハウスという感じですね。
こちらがRIAZさんの事務所があるというPV5というコンドミニアム
個人的にはここが一番気に入りました。
「PV3コンドミニアムに住んで、事務所はPV5、経営しているレストランはすぐそこ。 俺はここから出る必要が全然ないんだよ」 RIAZさんはそう言って笑いました。
ここはPV5のレストランと向こう側にミニマーケット
料理は中国系マレーシア人らしい人が作っていました。
ここがオフィス。
「俺はね、このコンドミニアムの中で水のサーバーのレンタルビジネスもやってるんだ。ここがオフィス兼倉庫」
頂いたパンフレットにはRO Aqua Solution
電話012-2393159
RIAZさんのホームページ www.diniriaz.com
会社の名前はDINI RIAZ MALAYSIA SDN BHDとあります。
娘さんの名前とRIAZさんの名前を会社の名前にしたんですね。
「日本人でここに住みたいという人がいたら電話くれ。空いているところ紹介するよ」
見学希望の方はMr RIAZ 電話012-2793150 または 012-3623045までえご連絡をくださいということです。
とても綺麗ですね。
駅まで平坦な道を10分位歩くものの、LRTに乗ってしまえばKLCCまで15分位でしょうか。
家賃もリーズナブル、折角の外国暮らしだから外国人の中に溶け込んで暮らしたいという方にはいいエリアかと思います。
問題は治安ですが、強盗やコソ泥も聞いたことがないそうです。
経営しているというレストランが入っているビル。
ちょっと立ち寄ってみました。
店の名前はAl Molouk
オープンは12時
アラブ人のスタッフが開店準備中でした。
「アラブ料理とタイ料理もあるよ。腹減ってないか。何か作るから食べていけ」
「ありがとう。まだ腹減ってないからまた今度にします」
「レストランやって、水のサーバーのレンタルビジネスやって、タイではリサイクル事業やって奥さんも働いている。金がいっぱい入ってくるね」
ちょっと冗談を言ってみました。
「ははは、金なんかないよ。金はないけど食べていければいいんだ。ワイフと可愛い娘がいるから幸せだよ」
帰りにビルの3階に上がってみました。
学校と青い空が見えました。
ここは大学の一部でしょうかね。
お子さんのために今のうちにお金を貯めておこうということで、下宿人までおいているという感ですね。
小さなことは気にしないという、とても愉快な人に出会えました。
私はここにまた行くつもりなので見学ご希望の方はご連絡頂ければ、日時を合わせてご一緒しましょう。
おわり